このたびURLを下記に変更しました。
お気に入り等に登録されている方は、新URLへの変更をお願いします。
新URL http://blog.drnagao.com

コレステロールと認知症の関係

2011年01月30日(日)

認知症とは、脳内メタボ。
コレステロールは、認知症と大いに関係すると阿部教授は語った。
スタチンというお薬は、直接的に認知症を予防する。
2つの応援
クリックお願いします!
   →   人気ブログランキングへ    →   にほんブログ村 病気ブログ 医者・医師へ
 
 

岡山大学 阿部康二教授
「コレステロールと認知機能」

 

もぐら叩きのような認知症試験を行うと、

45歳位から、認知機能低下している人が出て来る。

80歳でも正常なひともいくらでもいる。

認知機能には、実に30歳以上の幅がある。

 

LDL低下=脳梗塞予防のエビデンスは揺るがない。

スタチンをのませたラットの脳梗塞の範囲は抑制できる。

ADのうち、ピュアなADは半分。

3割が脳血管性認知を合併。

ADと脳血管性認知のかなりの部分は、オーバーラップする。

 

スタチンは、血管だけではなく、認知機能に直接的に作用するのではないか。

ラットの実験では、スタチンは老人班、神経絃変化を抑制する。

 

スタチンはセクレターゼを抑制し、Aβの産生を抑える。

高インスリン状態も悪い。

AD=脳血管内あるいは脳のメタボリックシンドロームとも言える

 

アムロジピンは、カルシウム拮抗剤の中で最も抗酸化作用が強い。

ストロングスタチンでアトロバロバスタチン(リピトール)との

合剤(=カデュエット)は、理想的である。

そのようなデータは、まだ世界的にも出ていない。日本だけ。

 

メタボラット(Zuker rat)においても、カデユエットの効果が

確認できた。老人班の生性も抑制された。

 

高血圧患者の半分が、高脂血症である。

しかしあまり治療されていない。
コレステロールが放置されているのが現状。


バイアスピリンがアドリアランスが一番よくて

プレタール、プラビックス・・・と続く

スタチンが最もアドヒアランスが悪い。

 

このアドリアランスの観点からも、合剤(カデユエット)

の有用性が強調されるべきだ。

 

Q 閉経後の高脂血症はどう考えるか

A 女性であること自体が、ADのリスク。

  閉経後も同様にコレステロールを管理すべき。

 

 

2つのランキングに参加しています。両方クリックお願い致します。皆様の応援が日々ブログを書く原動力になっています。

お一人、一日一票有効です。

人気ブログランキングへ ← 応援クリックお願い致します!

(ブログランキング)

にほんブログ村 病気ブログ 医者・医師へ ← こちらもぜひ応援クリックお願い致します!

(日本ブログ村)

※本ブログは転載・引用を固くお断りいたします。

コメントする

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:

このたびURLを下記に変更しました。
お気に入り等に登録されている方は、新URLへの変更をお願いします。
新URL http://blog.drnagao.com


過去の日記一覧

ひとりも、死なせへん

安楽死特区

糖尿病と膵臓がん

病気の9割は歩くだけで治るPART2

男の孤独死

痛い在宅医

歩き方で人生が変わる

薬のやめどき

痛くない死に方

医者通いせずに90歳まで元気で生きる人の7つの習慣

認知症は歩くだけで良くなる

がんは人生を二度生きられる

親の老いを受け入れる

認知症の薬をやめると認知症がよくなる人がいるって本当ですか?

病気の9割は歩くだけで治る!

その医者のかかり方は損です

長尾先生、近藤誠理論のどこが間違っているのですか

家族よ、ボケと闘うな!

ばあちゃん、介護施設を間違えたらもっとボケるで!

抗がん剤 10の「やめどき」

「平穏死」10の条件

胃ろうという選択、しない選択

  • にほんブログ村 病気ブログ 医療・医者へ