ケースワーカーさんは、２週間以上入院すると保護を打ち切ると言う。
生活保護者には、打ち切りは死刑宣告に等しいので、入院できない。
かくして、毎日、酒を飲み続けることになる。

入院先も、なかなか見つからない。
神戸の山奥か、大阪の郊外になる。
尼崎には、断酒施設は無い。

アルコール依存症の受け皿は、非常に貧弱だ。
これまで診てきたアルコール依存症患者さんはみんな亡くなってしまった。
亡くなった年齢は、全例５０歳代だった。

依存症は、負の連鎖を起こす。
家族崩壊、人格崩壊・・・

アルコール依存症専門施設をもう少し作って欲しい。
彼らは、もったいなさすぎる。