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胃瘻いろいろ
2011年02月09日(水)
認知症終末期の胃瘻や老衰の胃瘻の患者さんが、毎年20万人ずつ増えている。
講演で、さんな話をすると、「そんなに胃瘻を迫害しないで」という反論を頂く。
胃瘻で関所を乗り越えて、胃瘻が不要になったひともいるので、複雑な話だ。
講演で、さんな話をすると、「そんなに胃瘻を迫害しないで」という反論を頂く。
胃瘻で関所を乗り越えて、胃瘻が不要になったひともいるので、複雑な話だ。
胃瘻を入れて、延命を喜んでいるご家族もいる。
胃瘻で急場を乗り越えた患者さんも。
胃瘻があったから現在がある、という患者さんも。
胃瘻議論は、さらに奥がある。
胃瘻で生きてさえいたら、本人の年金が入る場合がある。
それも結構な金額の場合、1日でも長く生きて欲しいと願うひともいる。
年金は、生活費として配偶者や家族を養う。
本人の貯金は、自費の家政婦さんの生活を支える財源にもなっている。
こうなると、何としても生きてもらわないと、残されたものが困る。
介護中毒と言われようが、何となろうが、とにかく生きて欲しい。
生きていることが、彼らの「生」を支える。
こうなると、
胃瘻患者さんは、それ自体が、ひとつの「産業」に見えてくる時がある。
胃瘻が入ることで、医療費が増え、年金支給額も増え、地域にばら撒かれる。
胃瘻、いろいろ。
認知症、いろいろ。
人生、いろいろう。 (一応、洒落です)
胃瘻で急場を乗り越えた患者さんも。
胃瘻があったから現在がある、という患者さんも。
胃瘻議論は、さらに奥がある。
胃瘻で生きてさえいたら、本人の年金が入る場合がある。
それも結構な金額の場合、1日でも長く生きて欲しいと願うひともいる。
年金は、生活費として配偶者や家族を養う。
本人の貯金は、自費の家政婦さんの生活を支える財源にもなっている。
こうなると、何としても生きてもらわないと、残されたものが困る。
介護中毒と言われようが、何となろうが、とにかく生きて欲しい。
生きていることが、彼らの「生」を支える。
こうなると、
胃瘻患者さんは、それ自体が、ひとつの「産業」に見えてくる時がある。
胃瘻が入ることで、医療費が増え、年金支給額も増え、地域にばら撒かれる。
胃瘻、いろいろ。
認知症、いろいろ。
人生、いろいろう。 (一応、洒落です)
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この記事へのコメント
確かにそうですねぇ・・・。
胃ろうにした瞬間からバクバクご飯を食べだした人もいます(; ̄Д ̄)
難しいです・・・。
Posted by きむみ at 2011年02月09日 05:51 | 返信
うちのDoctorは、今日、胃ろう作ったから、「僕を慰労してよね」って言ってます。
Posted by 迷える連携室 at 2011年02月11日 12:14 | 返信
長尾です。
私は、病院勤務医時代、胃瘻から逃げ回ってきました。
実は、今もあまり関心がありません。
意識がほとんど無い方が胃瘻で生きることのお手伝いもしていますが、
複雑な気分です。
胃瘻患者さんの年金等で、生活している方も沢山おられて、
胃瘻産業を形成しています。
胃瘻問題は、決して本人だけの問題だけではありません。
やはり国民的課題だと思います。
Posted by 長尾 at 2011年02月20日 09:50 | 返信
きむみさま、長尾です。
>胃ろうにした瞬間からバクバクご飯を食べだした人もいます(; ̄Д ̄)
たしかに。
完全胃瘻で家に帰ってきても、私はその瞬間から
食べさせます。これまで、全員、食べれています。
病院では、「食べたら死ぬ」と釘をさされていますので、本当に
死んだら、医者を止めようかと思いながら、食べさせています。
今のところ、医者を続けることができています。
Posted by 長尾 at 2011年02月20日 09:56 | 返信
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