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排尿ケアの地域医療連携
2011年02月25日(金)
ケアマネ、訪問看護師、泌尿器科専門医、在宅医が一同に会して議論した。
丁度、産経新聞に連載中の、「おしっこシリーズ」も明日の第8話で終了する。
泌尿器科医でも分からないことは、沢山ある。
まだまだ良くわからないのが、排尿の仕組み。
だからこうして同じ目線で話あう意義は大きい。
日本臨床泌尿器科医会常務理事の黒田秀也先生の講演
「尿のトラブル110番ー専門医に紹介すべき患者とはー」は、興味深かった。
すべての患者を泌尿器科が診れるはずはない。
バルーンを含めて大半の排尿管理はプライマリケア医の仕事だ。
しかし、時々分からなくなることがある。
バルーンを入れておくべきか否か。
GPの範囲を超えた場合、気軽に泌尿器科医に頼めれば便利。
その場合の、泌尿器科医の診療報酬は倍にしないとフェアでない。
そこまで取り決めて初めて、良質な連携が構築できるのではないか。
残尿の有無が重要。
これはベッドサイドでのエコー検査で簡単に分かる。
あと、尿路感染の有無。これも検尿で簡単に分かる。
つまり、患者さんは来院しなくても泌尿器科的な病態診断は在宅で十分可能だ。
・感染のチェック
・残尿のチェック
・overfowのチェック
overflowがあれば、ウブレチド、ベサコリン、エブランチル等を考慮する。
これらが反応するかどうか。
治らなくても改善する可能性はある。
あと、老健入所中の90歳の尿路感染症をどう扱うか?
それは放置可。
しかし、そもそも老健は、医療を行うところではない。
「おむつはずし」というが、おむつやバルーンの方がQOLがいい場合もある。
要は、ケースバイケース。
トライアンドエラーとした方が、現実的。
バルーンが入っているだけで介護度が上がる、のは摩訶不思議なルール。
なんだかよくわからない。
尼崎でも、西宮のこの会(第1回)と同じように、
多職種で、排尿問題を考える機会を持ちたい。
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この記事へのコメント
>「おむつはずし」というが、おむつやバルーンの方がQOLがいい場合もある。
ほんとにそうなのでは、と思います。母乳信仰に似ている?
Posted by 匿名 at 2011年02月26日 10:10 | 返信
ので、興味深いものになる非常に良い情報を共有していただきありがとうございます。それは患者が利用可能である適切な家庭訪問せずに泌尿器科疾患の状態を診断した右されます。
Posted by アポプロン at 2011年03月04日 03:16 | 返信
I feel there exist alternative methods of outlining this, yet this one is a worthwhile one. I'll definitely think it over when I encounter the need.
Posted by Chan Ganja at 2011年04月12日 03:27 | 返信
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