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電気のことを何も知らない
2011年04月13日(水)
今日は、産業医業務をしながら、電力会社の方に「電気」についてイロイロ尋ねた。
毎日、当たり前のように使っている電気のことを、何も知らないことを改めて感じた。
原発問題は電気問題。たんに賛成か反対かではなく、電気生活をどうするか考えたい。
毎日、当たり前のように使っている電気のことを、何も知らないことを改めて感じた。
原発問題は電気問題。たんに賛成か反対かではなく、電気生活をどうするか考えたい。
電気に囲まれて生活している。
止まったのは阪神大震災の時の1週間だけ。
空気のように当たり前になっている、「電気」。
あの時は、「ライフラインの復旧」という言葉がよく使われた。
しかし、今はそれどころではない。
16年前と比較することが間違いだと気が付く。
1日中、「電気」の力で生活している。
そんな当たり前のことをみんな忘れている。
それなのに、安易に原発に反対などできるはずがない。
一方、地熱、火力、風力、水力、太陽光・・・
いろいろあるが、どれも、簡単には有力な代替エネルギーにならない。
その中での、原発問題。
関西電力の原子力比率は、電力各社の中で最も高い、54%。
かつて尼崎にあった火力発電所は、すべて無くなった。
尼崎公害喘息訴訟で、関西電力は敗訴した。
火力発電も、CO2排出で環境を汚す。
いまさら、火力に戻れるのか?
電気代は高くなる。
みんなで節電すれば、どこまで電力需要を抑えられるのか?
市民レベルでできることは、まず、エアコンを使わないこと。
また、2本単位の蛍光灯を1本に間引くこと。
自動販売機を無くすこと。
工場で使う電気を制限すれば、産業活動に影響が出る。
医療機関も電気があってこそ成り立ち、相当に電気を食う。
節電に貢献するなら、おのれのクリニックを閉めるのが一番。
我々は、電気を前提とした、文明、文化の中で生きている。
それを自覚しないで、原発反対を言うのは自己矛盾そのもの。
また、これは、日本国内だけでなく世界レベルの問題である。
電気の備蓄は出来ない。
1秒たりとも、「貯める」ことはできない。
1秒でも足りなくなれば、全部が停電する。
少なくとも、「原発推進」とは、言えなくなるだろう。
しかし、原発反対では、世の中が成り立たない。
電気に対する意識、エネルギー意識の議論が必要。
それは、ずっと後の問題。
だから、高円寺のようなデモ行進はまだ、早いのでは。
気持ちは分かるが、そんな単純には行くはずがない。
今は、被災者支援、被災地の復興のみに
全力を傾ける時だと、反省した。
いずれにせよ、今後は、電気はあまり使わない方向しかないだろう。
便利さは、リスクと常に隣り合わせ。
寒さと暑さに強い体にするほうが理にかなっている。
要は昔に戻るしかないのか。
やはり、そうなるのが、自然の法則か。
原発について、詳しく知りたい。それは必要なこと。
知らずに安易に原発に賛成とか反対とか言えない。
電気に頼って生きている以上、それを言う資格がない。
5月14日の美浜原発での五木ひろしのコンサートや
マラソン大会は開催されるのか?
もし開催するのなら、チャリテイと原発を知る機会にしてほしい。
原発問題はエネルギーコストの問題、と考える以前に、
もっと自然や神との対話が必要だと感じた。
謙虚になって出直そう。
PS)明日は、大阪で講演だ。
止まったのは阪神大震災の時の1週間だけ。
空気のように当たり前になっている、「電気」。
あの時は、「ライフラインの復旧」という言葉がよく使われた。
しかし、今はそれどころではない。
16年前と比較することが間違いだと気が付く。
1日中、「電気」の力で生活している。
そんな当たり前のことをみんな忘れている。
それなのに、安易に原発に反対などできるはずがない。
一方、地熱、火力、風力、水力、太陽光・・・
いろいろあるが、どれも、簡単には有力な代替エネルギーにならない。
その中での、原発問題。
関西電力の原子力比率は、電力各社の中で最も高い、54%。
かつて尼崎にあった火力発電所は、すべて無くなった。
尼崎公害喘息訴訟で、関西電力は敗訴した。
火力発電も、CO2排出で環境を汚す。
いまさら、火力に戻れるのか?
電気代は高くなる。
みんなで節電すれば、どこまで電力需要を抑えられるのか?
市民レベルでできることは、まず、エアコンを使わないこと。
また、2本単位の蛍光灯を1本に間引くこと。
自動販売機を無くすこと。
工場で使う電気を制限すれば、産業活動に影響が出る。
医療機関も電気があってこそ成り立ち、相当に電気を食う。
節電に貢献するなら、おのれのクリニックを閉めるのが一番。
我々は、電気を前提とした、文明、文化の中で生きている。
それを自覚しないで、原発反対を言うのは自己矛盾そのもの。
また、これは、日本国内だけでなく世界レベルの問題である。
電気の備蓄は出来ない。
1秒たりとも、「貯める」ことはできない。
1秒でも足りなくなれば、全部が停電する。
少なくとも、「原発推進」とは、言えなくなるだろう。
しかし、原発反対では、世の中が成り立たない。
電気に対する意識、エネルギー意識の議論が必要。
それは、ずっと後の問題。
だから、高円寺のようなデモ行進はまだ、早いのでは。
気持ちは分かるが、そんな単純には行くはずがない。
今は、被災者支援、被災地の復興のみに
全力を傾ける時だと、反省した。
いずれにせよ、今後は、電気はあまり使わない方向しかないだろう。
便利さは、リスクと常に隣り合わせ。
寒さと暑さに強い体にするほうが理にかなっている。
要は昔に戻るしかないのか。
やはり、そうなるのが、自然の法則か。
原発について、詳しく知りたい。それは必要なこと。
知らずに安易に原発に賛成とか反対とか言えない。
電気に頼って生きている以上、それを言う資格がない。
5月14日の美浜原発での五木ひろしのコンサートや
マラソン大会は開催されるのか?
もし開催するのなら、チャリテイと原発を知る機会にしてほしい。
原発問題はエネルギーコストの問題、と考える以前に、
もっと自然や神との対話が必要だと感じた。
謙虚になって出直そう。
PS)明日は、大阪で講演だ。
このたびURLを下記に変更しました。
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この記事へのコメント
長尾クリニック・メールマガジン4月12日臨時号を拝見しました。
東日本大震災の被災地支援に行かれるのですね。
いつかは行かれるかとは思っていましたが、まだ震度6の余震が続いていますので、
くれぐれも気を付けて行って来て下さい。
また実際に現場を見られれば、新たな提案や援助方法も出てくるのかなと思っています。
こちらで協力出来ることは続けていきたいと思いますので、宜しくお願いします。
このカラムの内容とは違っていますが、投稿させて頂きました。
Posted by 国見 at 2011年04月13日 01:11 | 返信
長尾先生、はじめまして。
朝日新聞のコラム、いつも拝見しています。
>知らずに安易に原発に賛成とか反対とか言えない。
本当にそう思います。最初、東電が海水を注水しなかったときに、
「真水の注水にこだわったのは、廃炉にしたくなかったから。(けしからん!)」
のような意見が出ていたときも、そうとばかりはいえないのでは、と思いました。
電気がなくなってしまったら、産業活動にも一般生活にもすぐさま大きな影響が出ます。
代わりの発電所を作るまでには何ヶ月も何年もかかるでしょうし、その間、電気が
不足するでしょう。仮に同じ場所に作れないとすれば(福島も汚染されているので
もう無理かもしれませんね)、立地の問題が待っています。原子力でも火力でも水力でも
近くにできるとなると、危険性やら、空気汚染やら、ダム設置のための村全体の
移転やら、生活がおびやかされる人が必ず出てきます。
そう思うと、まさに「簡単に反対とか賛成とか言えない」と思ってしまいます。
Posted by ノンノン at 2011年04月13日 01:26 | 返信
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