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福島県相馬市派遣報告

　　　　　　　　　　　　栃木県薬剤師会　大澤　光司

派遣期間）平成23年4月14日木曜日〜4月16日土曜日

派遣場所）福島県相馬市

１、生活状況：福島県相馬市
ガソリン：営業している
生活物資：市内スーパーマーケット、コンビニは開店しており食品、飲料水などの購入は可能
道路状況：市内は問題なし、６号線より海側は津波被害の復旧作業中
ライフライン：電気、ガス、水道は復旧している
活動状況：朝夕の気温差が少なくなりつつある。

２、市内の避難所状況（4月13日16時現在）

【避難所指定施設】

【避難所指定施設外】

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　合計1,751名

３、活動状況

本部、相馬市保健センター

　　　避難所　　　　　　　　　　　　　担当

１）飯豊小、アリーナ、中一中、向陽中　静岡JMAT

２）はまなす館　　　　　　　　　　　　石川JMAT

３）旧相馬女子校　　　　　　　　　　　全日病、大分県保健師

４）中一小、中二小、中二中　　　　　　東京都

　　薬剤師は山梨県薬剤師会２名、栃木県薬剤師会２名

朝８時３０分、夕１７時から活動報告、問題点の共有のミーティングを行う。

４、派遣業務内容
１）旧相馬女子高校避難所での調剤、投薬指導

＊常設診療室は市総合福祉センター、旧相馬女子高校に設置されており医師看護師が常駐。

２）各避難所常備一般医薬品の不足分の確保と整理

３）避難所でのお薬相談

４）日報ファイルを作成し、相馬保健センターの医薬品備蓄倉庫に設置⇔今後、栃木県からのボランティアさんには、記載下さい。なお、複写用のカーボン紙を用意しましたので、もしよろしければ、カーボン紙を利用して、２枚作成し、1枚はご自分の控え、１部は、日報ファイルに入れて下さい。

５、今後の必要事項

１）相双保健福祉事務所に置いてある、製薬協からの支援医薬品の備蓄リストを更新して、相馬市保健センターに連絡してもらう。

２）報告書の内容を各地で活動する薬剤師ボランティア、各支部へ伝達

３）派遣初日に８時３０分に福島県薬剤師会館に集合となるので、相馬へ入れるのが、早くても１０時過ぎとなる。そのため活動が午後からとなり朝の伝達ミーティングに出られないと思われるので、前任者から初日の活動について、申し送りをしてもらう。（前任者が居ない場合には、相馬市薬剤師会の佐藤悟先生０９０－７０７０－９５１４まで連絡し、指示を仰ぐ）

４）日報を記載し、ファイルに残す。（申し送りは特に重要）

５）避難所に保健師が巡回するようになり、薬に関して問題ありの情報が共有できるようになった。薬剤師に余裕があれば巡回も必要。

６）派遣元の薬剤師会へも日々の状況の情報を伝達する。

６、薬剤師への期待

医療チームからは薬剤師の参加に対して「助かる」というご意見を頂いている。現実に、医師、看護師、保健師から薬の専門家として相談も多くチームの一員と認知されている。

７．現地のキーマンや連絡先

　・福島県薬剤師会・・・・松本茂事務局長０２４（５４９）２１９８

　・相馬保健センター・・・岡和田（おかわだ）センター所長

０２４４（３５）４４７７

　・相馬薬剤師会・・・・・佐藤悟支部長０９０（７０７０）９５１４

　・相双保福祉事務所・・・柳沼（やぎぬま）課長０２４４（２６）１３２８

　・相馬中央病院・・・・・薬剤部０２４４（３６）６６１１

８．一包化対応薬局

　相馬市内の薬局で一包化に対応していただける薬局

　Ａ自薬局で受け付けた処方せんであれば対応可能

　Ｂ他医療機関からの薬剤でも対応可能

　薬局名　　　　　　　　　　対応　　　　備考　　　　　　　　　　休日

　エルム調剤薬局相馬店　　　Ｂ　　　相馬薬剤師会支部理事　　　　不明

　０２４４（３７）３３６０

　ニコニコ調剤薬局　　　　　Ｂ　　　相馬中央病院の近隣　　　　日、祝

　０２４４（３７）２５８９　　　　　　　　　　　　　　土曜１３時まで

　フォレスト薬局相馬店　　　Ｂ　　公立相馬総合病院の近隣　土、日、祝

　０２４４（３７）７７１７

　そよかぜ薬局相馬店　　　　Ｂ　　公立相馬総合病院の近隣　土、日、祝

　０２４４（３７）４０１０

　さくら薬局相馬店　　　　　Ａ　　公立相馬総合病院の近隣　土、日、祝

　０２４４（３７）８７８８

　
お願いする際には、事前に電話してください。出来れば午前中は避けてください。何か困った際には、佐藤悟支部長（０９０－７０７０－９５１４）までご連絡ください。

・申し送り

・１５日（金）に福島県薬にお願いした、備蓄不足薬のヒルドイドソフト、芍薬甘草湯、メジコン錠が１８日（月）に相馬保健センターに問屋さんから配送される予定です。これらの３種類は、備蓄に不足している薬効群ですので、到着したら、臨時診療所等で活用ください。

・相馬保健センターの薬品倉庫に「活動日報　栃木県薬剤師会」というファイルを備えましたので、活動前に、必ず確認ください。また、毎日の活動が終了しましたら、報告書を作成して、ファイルしてください。報告書を作成する際には、ファイル内に「カーボン紙」を用意してありますので、もしよろしかったら、使用して２部作成し、１部をファイル、１部をご自分の控えにされると良いかと思います。

・大澤の私物のプリンター（キャノンＰＩＸＵＳ　ｉＰ４５００）を寄付しました。予備のインクとコピー用紙、パソコンへの接続ケーブル、延長コードと共に、備蓄倉庫に置いてありますので、パソコンを使用するようでしたら活用ください。

・１７日相馬に入りましたら、まずは、センター長の岡和田さんに御挨拶し、備蓄倉庫を確認後、１７日は旧相馬女子高校の臨時診療所、１名は「はまなす館」の臨時診療所にて業務を行っていただくと良いかと思います。（ただし、現場で別の指示がありましたら、そちらに従ってください）

・旧相馬女子高校の避難所は１８日の昼で閉鎖されますので、１７日の業務終了後は、相馬女子高校の医薬品は、「はまなす館」に移動していただくと良いと思います。

・１８日～１９日は「はまなす館」に１名、他の１名は巡回診療の手伝いが良いかと思いますが、こちらも、当日朝のミーティングで別の指示があれば、そちらに従ってください。

・相馬保健センターに在庫がなくなった場合には、相双保健福祉事務所に大量に在庫がありますので、電話にて在庫の有無を確認し、有った場合には取に行くか（車で２０～３０分程度）。翌日で良ければ、事務所の方に保健センターに持ってきてもらう様にお願いしてみて下さい。