- << もうひと押し!
- HOME
- 4人の外科医にエールを送った >>
このたびURLを下記に変更しました。
お気に入り等に登録されている方は、新URLへの変更をお願いします。
新URL http://blog.drnagao.com
原発議論は民主主義の試金石
2011年04月23日(土)
1週間前、サンデル教授の臨時授業を見たが、正直しっくりこなかった。
しかし、「癌発議論は民主主義の試金石」という認識は正しいと思う。
政治家のみならず、メデイアの責任も大きい。真面目な議論をしよう。
しかし、「癌発議論は民主主義の試金石」という認識は正しいと思う。
政治家のみならず、メデイアの責任も大きい。真面目な議論をしよう。
サンデル教授「原発議論は民主主義の試金石」
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110423-OYT1T00568.htm
【ケンブリッジ(米マサチューセッツ州)=吉形祐司】ベストセラー「これからの『正義』の話をしよう」の著者、米ハーバード大学のマイケル・サンデル教授(58)(政治哲学)は22日、本紙などと会見し、福島第一原子力発電所の事故を受け、いかに原発の将来を議論するかが「民主主義の究極の試金石となる」と述べ、建設的な論争を求めた。
1人殺せば5人を救える場合、1人を殺すことは正義か――こうした「究極の選択」を講義で論じる教授は、原発是非論に関して「激しく対立する問題で議論を避ける傾向があるが、間違いだ。(互いに)敬意を払い、開かれた議論ができるかどうか、民主主義が試されている」と断言した。
議論のリード役については、「まず政治家だが、政治家はいい仕事をしていない。市民がそれを要求していないからだ。メディアの責任は大きいが、娯楽的な『どなり合い』ではなく、真剣に討論する場を提供すべきだ」と述べた。
(2011年4月23日18時41分 読売新聞)
- << もうひと押し!
- HOME
- 4人の外科医にエールを送った >>
このたびURLを下記に変更しました。
お気に入り等に登録されている方は、新URLへの変更をお願いします。
新URL http://blog.drnagao.com
この記事へのコメント
特別講義、見ました。アメリカに住んでいて思うのですが、サンデル教授は、災害のような非常事態のときでも自然に他人のことを思いやれる日本人に、強い再生力を見て取っているのだと思います。日本人は、社会の中にいる自分をいつも意識していて、社会の「一員として」どう行動するかを考えます。それに対して個人主義のアメリカでは、まず「自分がどうしたいか」が思考の出発点になります。私はどちらも経験していますが、どちらにもいいところもあれば悪いところもあります。ただ、地域の復興とか、国の復興などのように、個人の枠では収まりきれない問題に対処するときには、「一員として」「みんなが良くなるには」という日本人の意識は、確かに強みになると思います。
この強みを生かしながら、長尾先生がおっしゃるようにきちんと議論を重ねていけば、日本は今以上に強い社会基盤や意識基盤を持つ国になると思います。
Posted by ノンノン at 2011年04月25日 03:41 | 返信
原発事故は既に起こってしまったことだが、肝腎なことは、原発建設に当たっては(現在でもそうだが)建設当時から廃止を訴える声があったと言うことだ。都市に建設することを法律で禁じ、国家が多額の税金をつぎ込み、100年以上も子孫(あらかじめ決定権を奪われている)に使用済み燃料の管理を強制し、一旦事故があれば膨大な損失を住民~国民に与える。このような設備は、現実に構築する資格があるのか?という正義の審問があってよかったのではないのか。一旦事故があって後、正義論を振り回すやりかたは実効性がない。
Posted by 古井戸 at 2011年05月24日 07:34 | 返信
コメントする
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL: