以下は、すべて当たり前のこと。

１　被災者は、全てを失った上に、借金は残ること。
２　リース車が流された人も、借金だけは残ること。
３　土地が残っても、資産価値がほとんど無いこと。
４　無利子貸付といっても、それすらできない人が多いこと。

津波は、すべてを奪う。
その上に、借金を残す。

ゼだから、ロからのスタートではなく、
超マイナスからのスタート。

ただのマイナスではない。
これ以上は無いという、マイナス。

ここが、すべての救済策の出発点。
せめて、ゼロスタートにしてあげることができれば・・・

このままでは、まさに「生き地獄」だ。
それを感じる「感性」があるのが、普通の人間。

総理は、「お盆までには仮設住宅を完成したい」と言っていたが、驚いた。
「いま、ここ」、という観念がないようだ。
どこまでも、「人ごと」なのか。

いずれにせよ、国民は、相当な覚悟をしなければならない。
国民の義務だろう。
消費税でも仕方がないと思うが、企業の内部留保を放出させる方が先なのか。

仮設住宅がすぐに無理なのは分かる。
ならば、いくつもの代替案を示さなければいけない。
「新幹線無料パス」での一時避難という選択肢もあるのだが・・・

仮設住宅は１ケ３００万円するそうだ。
２年間住むとして、１ケ月あたりの家賃として、約１２万円の拠出。

同じ１２万円なら、それを現金給付して、「新幹線パス」を利用して頂き、
全国各地での御好意に甘えながら、体と心を癒すのも一手ではないのか。

あるいは、仮設住宅を希望しないひとには
３００万円を一括給付してもいいのでは。

いろんな価値観がある。
いろんな人生がある。

いずれにせよ、東北人に何の罪も無い。
全力を挙げて、「今日からの支援」が必要だ。
お盆では、ダメ。

もっと急ぐように、せかそう！