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玄侑宋久さんと立谷秀清さん

2011年05月04日(水)

昨日は、福島の復興の鍵を握る、お二人にお会いした。
僧侶の玄侑宋久さんと相馬市長の立谷秀清さん。
どちらも、素晴らしい方。見たり聞いたことを広めて行くのが私の役割。
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以下、朝日新聞電子版・アピタルブロ5月4日号グより転載させていただく。



5月4日(水) 玄侑宋久さんと立谷秀清さん
  長尾和宏

 

昨日は、復興会議の委員でもある玄侑宋久さんを訪ねました。

玄侑さんは、禅宗の僧侶でかつ大好きな小説家でもあります。

大変お忙しい中、1時間半もお話を伺わせて頂きました。

 

まず、この数日間、被災地を巡った感想をお伝えしました。

そして玄侑さんのお話を聞くうちに、涙が溢れてきました。

優しいお顔で話される玄侑さんの目も、潤んでいました。

 

玄侑さんは、「非常」という言葉を使われました。

あの鴨長明は、年をとる度に家を小さくしたそうです。

家というものは「仮のもの」であると悟ったからです。

 

低い地に住み続けても、構わない。

家は仮の姿だと思っておけばいい。

そうすれば有事も、想定内で済む。

 

避難所でアンケートを取ったら、仮設住宅を希望しないひとが

なんと4分の1もいた、というお話を聞きました。

東北人は、個人よりも地域や仲間のほうを大切にするのです。

 

最後に、犠牲者を鎮魂するお経を唱えて頂きました。

凄い迫力で、頭の中を6日間に見たものが巡りました。

これまで以上に、玄侑さんのファンになりました。

 

夜は、相馬市の立谷秀清市長さんと懇談しました。

立谷市長は医師でもあります。

立谷市長の震災時の対応は実に見事でした。

 

災害緊急対応は自治体の首長の力量が問われます。

都道府県レベルでは迅速な対応は難しいのが現実。

地域の強力なリーダーシップが、求められます。

 

「判断」は皆でして、首長が「決断」する。

それを実行してきたのが、立谷市長でした。

恥ずかしながらこんな凄い人間の存在を知りませんでした。

 

豪快かつ繊細な立谷さんは、新しい復興住宅を考えておられます。

そのコンセプトは、井戸端会議ができるコミュニテイ―住宅です。

今日は、その詳細を説明して頂けるそうです。

 

立谷市長さんこそ真の首長さんだと感銘しました。

玄侑さんと立谷さんがいる限り、福島は大丈夫。

そして東北も日本も大丈夫!だと確信しました。

 

玄侑さんと立谷さんの活動から目が離せません。

 

ずっと電波状況が悪く個人ブログの更新もできません。

帰阪したら、必ずどこが凄いのかをお伝えいたします。

 

 



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