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お薬が多い国
2011年06月03日(金)
薬を32種類飲んでいる患者さんが来た。
ちょっと飲みすぎ、でしょう。
しかし、その患者さんが、風邪で耳鼻科に行くと、35種類になった。
ちょっと飲みすぎ、でしょう。
しかし、その患者さんが、風邪で耳鼻科に行くと、35種類になった。
私は、一人でやっている時は、あまりお薬を出さなかった。
待合室に、「当院は、3種類以上の薬は出しません」と書いた。
一人の時は、まだそれでできた。
しかし、医師が10人もいると、毎日が大変だ。
医師の数だけ、お薬のバリエーションがある。
医師が増えるたびに、平均処方薬剤数が増加する。
一方、多くのお薬を要求する患者さんも多い。
「お薬依存症」だと思いながら、一応処方する。
7種以上の投薬は、医師にペナルテイがつく。
本当は、患者負担の方につけて欲しい時がある。
いつから、日本人はこんなに薬好きになったのか。
私は、由々しき問題だと思う。
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この記事へのコメント
参考までに…。 http://www.zakzak.co.jp/zakspa/news/20110603/zsp1106031039000-n1.htm
Posted by zero at 2011年06月04日 03:13 | 返信
>医師の数だけ、お薬のバリエーションがある。
長尾先生のブログにはわざとオーバー記述があるのは承知しているつもりです。
でも初期の哲学が実行できない状況に変化しているのなら
それを実行できるように、早くご自分のクリニックを電子カルテにしてあげて下さい!
国会に行くのも大事でしょうが・・・患者さんだけでなく勤務医の為にも。
電子カルテの病院のおかげで、私は院内他科にかかってもお薬も検査結果も、見ながら診察・投薬してもらえます。大病院だから? クリニックでは難しい?
元主治医で開業された医師は、クラウドにしたいがお金がかかると言われています。
常勤医はお一人ですが、でも電子カルテではあります。
よその医療機関での投薬分を言わない患者もいるし・・・お薬手帳必携で解決?
(ちゃんと毎回貼付しているという条件つきですが♪)
Posted by 梨木 at 2011年06月04日 10:38 | 返信
薬に頼る患者と
薬を渡す医者
どちらが悪いのでしょう?
どちらも悪いですね。
だって・・・
薬を処方してくれない医者をヤブだと罵り
薬を処方しても病が治らない患者は病院をまわりつづける
みんな責任がどこかにいっている
Posted by きみきみ at 2011年06月08日 08:47 | 返信
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