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阪神大震災すら、まだ終わっていない
2011年06月04日(土)
今日の、よろず相談室は、ある高齢者が愚痴を言いに来た。
話を聞きながら、16年前の阪神大震災すら、まだ終わっていないと確信した。
復興住宅に入れなかったための悲劇を黙って聞いていた。
話を聞きながら、16年前の阪神大震災すら、まだ終わっていないと確信した。
復興住宅に入れなかったための悲劇を黙って聞いていた。
彼は、16年前、尼崎の築地地区に住んでいたが地震で家が潰れた。
何年後かに出来た築地の復興住宅に入りたかったが、抽選に外れた。
仕方なく、現在の、アパートに住んで16年。
そのアパートに住む在宅患者さんを訪問するたびに、
その方が横から出て来て、私に怒りをぶつけていた。
「うるさくて眠れない」と。
在宅患者さんは、生活保護の認知症患者さん。
近くの民生委員さんらとともにケアしていた。
だから仕方が無かった。
その方は、復興住宅に入れなかった。
だから今のアパートに住み続けるしかない。
震災前の友たちとも、チリチリバラバラになった。
だから、寂しいのだろう。
愚痴を聞いて欲しいのだろう。
彼の人生は、震災で狂ったままだった。
16年前の阪神大震災ですら、まだ終わっていない!
永遠に終わらない。
終わる時は、死ぬとき。
そんなひとを沢山診てきた。
だから、東北も、20年、30年かかる。
それは、16年前を知っているから言える。
今、一生懸命考えることが必要。
16年前の教訓を、活かすことが、必要。
なぜ、みんな、16年前に学ぼうとしないのか。
私にしてみれば、今回のこれまでは、まさに、デジャブ。
こんなことをいくら書いても誰にも伝わらないのか。
自分のところだけよかったら、それでいいのか。
出来ることは、いくらでもある。
たとえ、自分のエネルギーの0.1%でも、被災地に使って欲しい。
これは、永田町への言葉。
永田町や霞が関は、ひとの痛みを感じて欲しい。
何度でも言おう。
阪神すら、まだ終わっていない。
だからこそ、東北に活かさなければ・・・
何年後かに出来た築地の復興住宅に入りたかったが、抽選に外れた。
仕方なく、現在の、アパートに住んで16年。
そのアパートに住む在宅患者さんを訪問するたびに、
その方が横から出て来て、私に怒りをぶつけていた。
「うるさくて眠れない」と。
在宅患者さんは、生活保護の認知症患者さん。
近くの民生委員さんらとともにケアしていた。
だから仕方が無かった。
その方は、復興住宅に入れなかった。
だから今のアパートに住み続けるしかない。
震災前の友たちとも、チリチリバラバラになった。
だから、寂しいのだろう。
愚痴を聞いて欲しいのだろう。
彼の人生は、震災で狂ったままだった。
16年前の阪神大震災ですら、まだ終わっていない!
永遠に終わらない。
終わる時は、死ぬとき。
そんなひとを沢山診てきた。
だから、東北も、20年、30年かかる。
それは、16年前を知っているから言える。
今、一生懸命考えることが必要。
16年前の教訓を、活かすことが、必要。
なぜ、みんな、16年前に学ぼうとしないのか。
私にしてみれば、今回のこれまでは、まさに、デジャブ。
こんなことをいくら書いても誰にも伝わらないのか。
自分のところだけよかったら、それでいいのか。
出来ることは、いくらでもある。
たとえ、自分のエネルギーの0.1%でも、被災地に使って欲しい。
これは、永田町への言葉。
永田町や霞が関は、ひとの痛みを感じて欲しい。
何度でも言おう。
阪神すら、まだ終わっていない。
だからこそ、東北に活かさなければ・・・
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