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ウイルソン病の新薬

2011年06月09日(木)

以前のように、いろんな勉強会に顔を出すようになった。
今夜は、世話人をしている南阪神肝疾患懇話会。
ウイルソン病の新薬、ノベルジンの話しから始まった。
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 【ウイルソン病(肝レンズ核変性症)の新しい治療薬】

 

ウイルソン病は銅輸送に関わるATP7B遺伝子変異により

引き起こされた常染色体劣性遺伝の銅代謝異常症。


3~4万人に1人。発症年齢は5~18歳。

肝の中の銅の含有量が増加、セルロプラスミンの低下で診断する。


肝がん非合併肝硬変で、0.31%

肝がん合併肝硬変で0.01%

非B非C型肝硬変でのウイルソン病の割合は、10%。

非B非C型肝硬変の成因として重要だ。

従来、発がんは少ないとされていたが、最近は発がんに注意すべき

と言われている。


ウイルソン病の新しい治療薬が登場した。

従来Dペニシラミン製剤しかなかたのが

新しい銅吸収阻害剤が登場した。


ノベルジン=腸管からの銅吸収阻害剤。

酢酸亜鉛が、過剰な銅をキレートする。

特に強いキレート作用を持つメタロチオネインを誘導する。

 

NAFLDの中にウイルソン病が混じっている可能性がある。

ウイルソン病を疑い、血清セルロプラスミンの測定を行う。

肝硬変になっていれば、若い人では、肝移植の適応がある。

 

 PS
【分子標的薬ネクサバールの使用経験】

腎がんへの適応に続き2009年より

切除不能肝癌が適応に加わった。

現在、全国で1万人に使われている。

 副作用として、手足症候群がある。

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この記事へのコメント

こんにちは、更新記事を拝見もらいました。私にとってすごく参考になりました。
そんなときこちらの新着記事を読ませていだだき、かなり明るい気持ちになりました。
ウチもそろそろ選んでみようと思います、ありがとうございます。
私の情報にも説明がありますのでぜひ見て|閲覧ください。

Posted by 脂肪肝 改善 at 2016年08月29日 10:44 | 返信

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