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発熱コール

2011年06月20日(月)

1年ぶりの家風呂に入った途端に、
半年ぶりのマッサージを受け出した途端に、
1ケ月に1回の散髪が始まった途端に・・・・  なぜか、発熱コールが何度も鳴る。
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日曜日の夜は、いつも、発熱コールだ。
なかには、36度台の微熱のこともある。
家族や施設がパニックになって、電話してくる。

「死ねへん、死ねへん」と、
根拠も無い、アドバイスで電話を切る。
切った途端に、安易な応答を後悔する。

しかし、発熱で死んだ人を、本当に知らない。
だから「生きている証拠」と、訳の分らん説明になる。
置く薬を置いていないことを後悔するが、もう遅い。

氷枕してもらい、1時間後に電話をするよう指示する。
大半は、解熱していて、ひと安心してもらう。
それでも駄目な時は、座薬を入れてもらう。

座薬が無い時が困る。
薬局は閉まっているし、
手持ちの座薬は、熱でフニャフニャだし。

日本人は、発熱に弱い。

微熱程度でパニックだから、もし放射線被ばくなら
もっとパニックにならないか、心配だ。
まあ東北人は我慢強いので、心配無いか?

内部被ばくは、吸って体内に入る。
そんなことを聞いたら、空気を吸えなくなる人も・・・
実際、福島では深呼吸がしにくいらしい。

福島を想うと、こんな電話くらい、たいしたことはない。
辛いことがあれば、東北を思い出す習慣がついた。
彼らに比べたら、私は、天国のような場所に生きている。

でも、
一番辛いのが、コース料理を頼んだ途端の、看取りコール。
こればかりは、どうしようもない。

泣く泣く、料理を捨てることもある。

日曜日の夜が、一番、緊張する。

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この記事へのコメント

ご愁傷様です(笑)

発熱で死なないと思いますが、ここ三週間死ぬかと思いました(x_x;)
抗生剤、別の抗生剤、点滴の抗生剤・・・、やっと熱が下がったと思っても身体の痛だるさと重さで歩く事もままならず、それでも検査結果は異常なし。
少し動くと微熱が出て、丸三週間寝たきりです。
しまいには病院で「何か悩みでもあるんじゃないの?」といわれ「あったら相談に乗ってもらえますか・・(笑)」と言いつつもドクターは真顔でした。
でもここへきてやっと身体の重さだけになり何とか動けるようになりました。

薬も匙加減とか言いますが、意見も匙加減でとんでもない発言にならないようにしなくてはと思案中です
(;´д` )
それにしても先生の行動は一人で東北を背負っている勢いです。
多くの力をテコにして、先生一人が燃え尽きないようどうぞご自愛くださいm(_ _)m

Posted by 桜 at 2011年06月20日 11:11 | 返信

日曜の夜が大変ということに気づきませんでした
なるほどぉ。
おいらはほとんど熱を出しません。
今までで片手で数えるほどですw
丈夫な身体に産んでくれた親に感謝ですね。

Posted by きみきみ at 2011年06月20日 07:10 | 返信

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