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ひょうご対がん戦略会議

2011年07月05日(火)

兵庫県知事の井戸さんから、手紙が届いた。
「6月末でひょうご対がん戦略会議の委員が終了しました」と。
2年間で、いったい、何ができたのか、振り返ってみたい。

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2年間に何ができたか?

何もできなかった。

1年に1回だけ開催される戦略会議は、
役人さんの発表時間が大半を占める。

意見を言ったのは、1回につき、2回程度。
タバコの問題、がん検診の問題など。
時間にして、合計でも数分程度。

議論はほとんど無かった。
言いっ放し。
これを「ガス抜き」と言うのだろう。

そうか、おれは、「臭いガス」だったのだ。

たいそうな名前がついているこの会議に
診療を休んで、大きな期待を持って望んだが、
全くの見当違いだった。

待ったなしの「対がん戦略」に、兵庫県民を代表して
出席したものとして、怒りを通り越して、呆れてものが言えない。
いますぐうあるべきことが、山ほどあるのに・・・

官には期待しないのが、賢明だ。
やはり、民の力で押すしかない。
それが分かったのが収穫だった。

国のレベルもきっと同じようなものなんだろう。
自分も、もし役人だったら、同じように
事無かれ主義で生きていたのか?・・・

硬直化した地方行政、国政を突破する必要はないのか。
行政でないとできない仕事も沢山ある。
やはり、現場の意見をもっと集約する姿勢が必要。

すべては、「傾聴」から始まる。

しかし、役所に「傾聴」は無い。

被災地においても、傾聴できる役人は少ない。
辞任した大臣を見ればよくわかる。
「傾聴」どころか、「俺様状態」。

この「無力感」を「エネルギー」に変えよう!

立谷秀清・相馬市長を見習おう。


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