このたびURLを下記に変更しました。
お気に入り等に登録されている方は、新URLへの変更をお願いします。
新URL http://blog.drnagao.com

他人事から自分事の、がん療養

2011年07月04日(月)

北の大地から、尼の雑踏へ。
深夜まで現実社会と格闘していた。
今日一日で、何度、がんの相談を受けたことだろう。
 

2つの応援
クリックお願いします!
   →   人気ブログランキングへ    →   にほんブログ村 病気ブログ 医者・医師へ
 
 
外来も在宅も。
至るところ、がん患者さんだらけ。

当たり前だ。
人間の半分は、がんになる。

症状が出てからは、ほとんどが末期状態。
助かりたければ、症状の出る前に発見されること。

相談される9割以上が、末期がんの相談。
せっかく相談されても、治療法が無い方も多くいる。

最近、膵臓がんの相談がやたら多い。
症状があって病院に行ったら、末期状態だった、という話をよく聴く。

糖尿病専門の医師の中には、血糖しか診てくれない医師がいる。
膵臓は消化器科というジャンルの医師の守備範囲だという理屈だ。

がん検診、
がん療養が、
自分たち自身の問題として認識されるまでが勝負だ。

身内や芸能人ががんになって、怖くなって、
はじめて、がん検診を希望される人も多い。

今まで他人事だった「がん療養」が、自分事となる日、だ。






2つのランキングに参加しています。両方クリックお願い致します。皆様の応援が日々ブログを書く原動力になっています。

お一人、一日一票有効です。

人気ブログランキングへ ← 応援クリックお願い致します!

(ブログランキング)

にほんブログ村 病気ブログ 医者・医師へ ← こちらもぜひ応援クリックお願い致します!

(日本ブログ村)

※本ブログは転載・引用を固くお断りいたします。

この記事へのコメント

大阪府がん対策推進条例が、今年3月成立。条例に基づいて、現在、組織の再編が進行中です。大阪府がん対策推進委員会(委員30名、患者枠3名。私も、その中の一人として参画の予定)をトップに、12部会を設けてることになっていて、8月にはスタートできると思います。

私が主宰する「吹田ホスピス市民塾」では、今春、目的を拡大。がんの川上(予防と早期発見・早期治療)から川下まで(患者・家族の交流とご遺族のグリー不ケア)としました。

5年間で、32回の公開講座を開催してきましたが、がんに対する市民の関心、そして、死に対する用意(心構え)の足りなさを痛感いたします。その意味でも、予防(100%は出来ないが)に、行政・医療者・市民が、スクラムを組んで取り組む必要があると思います。
大阪府で、少しずつであっても、前進させていきたいと思います。以上

Posted by 小澤 和夫 at 2011年07月05日 09:45 | 返信

コメントする

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:

このたびURLを下記に変更しました。
お気に入り等に登録されている方は、新URLへの変更をお願いします。
新URL http://blog.drnagao.com


過去の日記一覧

ひとりも、死なせへん

安楽死特区

糖尿病と膵臓がん

病気の9割は歩くだけで治るPART2

男の孤独死

痛い在宅医

歩き方で人生が変わる

薬のやめどき

痛くない死に方

医者通いせずに90歳まで元気で生きる人の7つの習慣

認知症は歩くだけで良くなる

がんは人生を二度生きられる

親の老いを受け入れる

認知症の薬をやめると認知症がよくなる人がいるって本当ですか?

病気の9割は歩くだけで治る!

その医者のかかり方は損です

長尾先生、近藤誠理論のどこが間違っているのですか

家族よ、ボケと闘うな!

ばあちゃん、介護施設を間違えたらもっとボケるで!

抗がん剤 10の「やめどき」

「平穏死」10の条件

胃ろうという選択、しない選択

  • にほんブログ村 病気ブログ 医療・医者へ