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在宅療養支援病院

2011年07月05日(火)

在宅療養支援病院という病院が、全国に160も、できたそうだ。
「病院からの在宅医療」が、すでに始まっている。
「往診をする病院」に移行する在宅患者さんが、増えそうな予感。
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さっそく、数人の在宅患者さんが、
病院さんに移行することになった。
ケアマネさんからの「命令」だ。

家族との話し合いは、一切なし。
ケアマネさん主導の、在宅医療。
黙って従っている。

「介護と病院の連携」が、
「介護と診療所と連携」を、乗り越えてしまった。

在宅療養支援病院は、
在宅医を支援するところと、
在宅医を阻害するところが、あるようだ。

本来は、在宅療養支援病院は、
在宅医が要請する入院や代理などを手伝うというコンセプトで出来た制度。
在宅医がいない地区に限って、病院からの往診が認められているはず。

しかし、拡大解釈して、都会で「往診をする病院」が増えている。
「高専賃付属のケアマネ」は、そちらを向いている。

今後、混乱しそう。

ついに、
開業医と病院が、在宅医療で競合する時代が来たのだ。

「連携」の前に、すでに「競合」が始まっっている。

需要は、常に競争原理の前にある。

どう考えても、病院が勝つだろう。

予想もしなかった展開に驚くばかり。

「在宅は病院に任せる時代」になるのかな。

やり手ケアマネと、在宅療養支援病院に
皮肉なことに、従来の在宅医が淘汰される時代が来るかも。

上手く制度を整理しないと、大きな混乱がおこる、予感。




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この記事へのコメント

その方が何十年人生を歩んでこられた「家」での最期を拒まざるをえない条件が、現代社会にあふれているのでしょうか。
どういう結果になるかは神のみぞ知るところですが、先生はいずれにせよ後世に名の残るお仕事をされていますよ。
自分の信念を貫き通した仕事。カッコいいです。

我が家はまだまだ病院に親を渡してしまいたくはないですね。
それができるのは長尾クリニックの皆さまの御蔭さまです。

在宅療養支援病院という一見救世主にみえる場所に流れ込む方は大勢いらっしゃるんでしょうね。
ただ、利用者さんが「幸せ」な看護や介護を受けられることを祈ります。

Posted by チズ at 2011年07月05日 09:04 | 返信

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