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深夜看取りと深夜番組
なでしこの笑顔と女川の鈴木さんの笑顔
2011年07月25日(月)
これだけ尼崎を離れていても何故か一人も亡くならない。
しかし尼崎に帰った途端にジャンジャン電話が鳴り、人が亡くなる。
深夜の往診に呼ばれたので、衝撃的な深夜番組も偶然車のテレビで見れた。
毎日放送の深夜のドキュメンタリー番組。
「宮城と福島と大阪」
2組の被災家族の大阪疎開生活の4ケ月を追った番組。
女川町の鈴木武さん一家。
大阪の堺市に疎開して、仕事も慣れてきた。
子供たちも浅香山小学校に入学した。
しかし、女川に一時帰宅(家は無いので車中泊)した
子供たちは、絶対に女川に戻りたいという。
若き夫婦も、絶対に女川に戻る気持ちに傾いた。
福島県浪江村から疎開している夫婦も
故郷に帰ることへの執念を表現されていた。
放射能があっても帰りたいと言う。
秀作だった。
東北人の力強さとおおらかさが見事に描かれていた。
感動して、運転しながら泣いた。
偶然見れた深夜番組に感謝。
相馬といい、東北人は、郷土愛がとにかく強い。
私には到底想像できないほど、驚くほどの、郷土愛。
しかも、どんな逆境でもおおらかである。
その気持ちを叶えてあげたい気持ちと
子供のための集団疎開余儀無しとの狭間で揺れている。
私自身の中で、日々、揺れている。
女川の流された自宅跡を見た鈴木さんは、なんと
笑っていた。奥さんも笑っていた。
流されても「しょうがない」と笑う余裕。
どこか、なでしこジャパンのPK前のあの笑顔を思い出した。
あの笑顔も、鈴木さんの笑顔も、スゴイと思った。
この笑顔に東北人のDNAを感じる。
福島はチェルノブイリにはならないかもしれない。
人口1万人だった、女川の必ず復興できる。
そんな気がしてきた。
応援だけでもしたい。
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