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今日も胃ろうの相談
2011年08月27日(土)
待合室が満員電車状態のため、患者さんに怒られてばかりの
午前診を終えると、クリニック前でのよろず相談室に出た。
今日も、胃ろうの相談だった。
80歳代の認知症の患者さんが脳梗塞をおこして入院。
元気な時の本人も、現在の家族も胃ろうを希望していなかった。
しかし現在、病院で胃チューブを入れられ、
胃ろうへの切り替えを勧められている。
胃ろうを拒否できるか?
家に連れて帰れるか?
診る在宅医がいるのか?
さまざまな質問を受けた。
胃からの注入を中止してくれる病院は無いこと。
在宅医でも、中止してくれる医者はほぼ皆無なこと。
しかし、私は、段階的に減量したことがある。
そう答えた。
胃ろう問題は、世界中で日本にしか存在しない
ことはご家族もよく知っておられた。
まさに、日本だけの不思議な問題。
長野県から見学に来られた先生と
丸尾多重子さんとともに相談にのった。
平穏死できるのは、在宅だけ。
いったん入院すれば、平穏死できない。
これが現実。
しかし、国民も医療者も直視しない。
そうした現実を、誰も是正できない。
国の最高責任者にプレゼンしても無反応。
「死」を考えられない国は、「生」も考えられない。
大量被ばく者も、孤独死も、他人事なのだ。
元気な時の本人も、現在の家族も胃ろうを希望していなかった。
しかし現在、病院で胃チューブを入れられ、
胃ろうへの切り替えを勧められている。
胃ろうを拒否できるか?
家に連れて帰れるか?
診る在宅医がいるのか?
さまざまな質問を受けた。
胃からの注入を中止してくれる病院は無いこと。
在宅医でも、中止してくれる医者はほぼ皆無なこと。
しかし、私は、段階的に減量したことがある。
そう答えた。
胃ろう問題は、世界中で日本にしか存在しない
ことはご家族もよく知っておられた。
まさに、日本だけの不思議な問題。
長野県から見学に来られた先生と
丸尾多重子さんとともに相談にのった。
平穏死できるのは、在宅だけ。
いったん入院すれば、平穏死できない。
これが現実。
しかし、国民も医療者も直視しない。
そうした現実を、誰も是正できない。
国の最高責任者にプレゼンしても無反応。
「死」を考えられない国は、「生」も考えられない。
大量被ばく者も、孤独死も、他人事なのだ。
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