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女性ホルモンで認知症を予防
2011年09月03日(土)
女性ホルモンで、認知症を予防できる!と力説する
金沢大学産婦人科の小池浩司先生の講演を拝聴。
骨粗しょう症、脳梗塞も予防でき、医療費削減にも貢献する。
金沢大学産婦人科の小池浩司先生の講演を拝聴。
骨粗しょう症、脳梗塞も予防でき、医療費削減にも貢献する。
【エストロゲンと認知機能】
両者は、深く関係する。
エストロジェンを補充すると認知機能低下を予防できる。
ただし、経口投与ではダメ。
認知症を予防するには、
・エストロジェンンを高め、LHを下げればいい。
ならば、リュープリンは合理的。
・海馬には、LHレセプターが存在する。
【エストロゲンと皮膚】
両者は、深く関係する。
目尻にシワが多いひとは、2年もHRTをすれば改善する。
エストロジェンは、皮膚の線維芽細胞を活性化。
ヒアルロン酸、コラーゲンを増やす。
→女性ホルモンは、天然の化粧品である!
【女性ホルモンと骨粗しょう症】
骨粗しょう症は、1200万人もいる。
骨粗しょう症は、骨折しやすく、寝たきりの原因。
女性ホルモンは、骨基質を増加させるる。
ビタミンDの活性化にもエストロジェンが必要。
骨粗しょう症は、女性だけの問題ではない。
80歳になると、女性の65%、男性の40%が骨粗しょう症を発症。
2種類の骨粗しょう症
1 閉経後(50~60歳)骨粗しょう症 エストロジェンが有効
2 老人性(60歳以上):これは副甲状腺ホルモンが
関与していると言われているが、ここにもエストロゲンが関与
→更年期も高齢者も、補充療法の適応
女性ホルモン補充療法(HRT)で予防可能。
HRTは、骨粗しょう症のファーストチョイスである!
ガイドラインは間違っている!
【Skin and Bone】
その人の「肌」(顔)を見ると、「骨」が分かる!
見た目が若いと寿命が長い
【エストロジェンと動脈硬化】
経口(プレマリン)は、中性脂肪を上げ、LDLを小型化し
高感度CRPを上げる。=動脈硬化促進。
しかし、経皮的に投与すれば、そのような作用は無い。
【HRTの有害事象】
1 乳がんについて
エストロジェンは、乳がんのプロモーターに
なりえても、イニシエーターでは無い。
→エストロジェン単独は、乳がんを予防する!
HRTによる乳がんのリスクは、中止により消失する
2 2006年、JAMA掲載論文(WHI study)にも
エストロジェンによる乳がんリスク減少効果が掲載されている。
しかし、引用されない。
3 黄体ホルモン
持続投与は、ダメ、
周期的投与にする。
子宮の無い人には、黄体ホルモンは良くない
4 更年期症状の強い人は
乳がんのリスクは半分になる
1000人に1人が乳がん
→2000人に1人が乳がん
【経皮投与と経口投与の差】
経口は、良くない。
経皮は、良い。
その差は、肝臓を通るかどうか。
卵巣静脈は、肝臓に帰らず(門脈経由せず)
直接、下大静脈に入る。
肝臓を通ることで、悪い作用が出る。
だから、径皮がいい。
黄体ホルモンは、子宮内膜がん(子宮体がん)予防
のため必要。
しかし、周期的投与(持続はダメ)が必要。
【結論】
高齢者を含めて、すべての閉経後女性がHRTの適応。
経皮吸収型エストロジェンと、周期的黄体ホルモン(経口)が必要。
認知症、コロモテイブシンドローム、心・脳血管疾患の
予防が可能となる。
PPKが実現でき、医療費が節約できる。
現在、日本のHRTは、2%。
これを30%、50%に上げる必要がある。
内科医も積極的にHRTに取り組むべき。
金沢では、内科医と婦人科医のHRTを介する連携が
すでに行われている。
両者は、深く関係する。
エストロジェンを補充すると認知機能低下を予防できる。
ただし、経口投与ではダメ。
認知症を予防するには、
・エストロジェンンを高め、LHを下げればいい。
ならば、リュープリンは合理的。
・海馬には、LHレセプターが存在する。
【エストロゲンと皮膚】
両者は、深く関係する。
目尻にシワが多いひとは、2年もHRTをすれば改善する。
エストロジェンは、皮膚の線維芽細胞を活性化。
ヒアルロン酸、コラーゲンを増やす。
→女性ホルモンは、天然の化粧品である!
【女性ホルモンと骨粗しょう症】
骨粗しょう症は、1200万人もいる。
骨粗しょう症は、骨折しやすく、寝たきりの原因。
女性ホルモンは、骨基質を増加させるる。
ビタミンDの活性化にもエストロジェンが必要。
骨粗しょう症は、女性だけの問題ではない。
80歳になると、女性の65%、男性の40%が骨粗しょう症を発症。
2種類の骨粗しょう症
1 閉経後(50~60歳)骨粗しょう症 エストロジェンが有効
2 老人性(60歳以上):これは副甲状腺ホルモンが
関与していると言われているが、ここにもエストロゲンが関与
→更年期も高齢者も、補充療法の適応
女性ホルモン補充療法(HRT)で予防可能。
HRTは、骨粗しょう症のファーストチョイスである!
ガイドラインは間違っている!
【Skin and Bone】
その人の「肌」(顔)を見ると、「骨」が分かる!
見た目が若いと寿命が長い
【エストロジェンと動脈硬化】
経口(プレマリン)は、中性脂肪を上げ、LDLを小型化し
高感度CRPを上げる。=動脈硬化促進。
しかし、経皮的に投与すれば、そのような作用は無い。
【HRTの有害事象】
1 乳がんについて
エストロジェンは、乳がんのプロモーターに
なりえても、イニシエーターでは無い。
→エストロジェン単独は、乳がんを予防する!
HRTによる乳がんのリスクは、中止により消失する
2 2006年、JAMA掲載論文(WHI study)にも
エストロジェンによる乳がんリスク減少効果が掲載されている。
しかし、引用されない。
3 黄体ホルモン
持続投与は、ダメ、
周期的投与にする。
子宮の無い人には、黄体ホルモンは良くない
4 更年期症状の強い人は
乳がんのリスクは半分になる
1000人に1人が乳がん
→2000人に1人が乳がん
【経皮投与と経口投与の差】
経口は、良くない。
経皮は、良い。
その差は、肝臓を通るかどうか。
卵巣静脈は、肝臓に帰らず(門脈経由せず)
直接、下大静脈に入る。
肝臓を通ることで、悪い作用が出る。
だから、径皮がいい。
黄体ホルモンは、子宮内膜がん(子宮体がん)予防
のため必要。
しかし、周期的投与(持続はダメ)が必要。
【結論】
高齢者を含めて、すべての閉経後女性がHRTの適応。
経皮吸収型エストロジェンと、周期的黄体ホルモン(経口)が必要。
認知症、コロモテイブシンドローム、心・脳血管疾患の
予防が可能となる。
PPKが実現でき、医療費が節約できる。
現在、日本のHRTは、2%。
これを30%、50%に上げる必要がある。
内科医も積極的にHRTに取り組むべき。
金沢では、内科医と婦人科医のHRTを介する連携が
すでに行われている。
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