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私はブルーになっている。
ずっとブルーだったが、今週はさらにブルーに。
新内閣に先が見える気がする。

まず、野田総理の誕生が不思議だった。

海江田さんが1番になったのに、誰かが背広を脱ぐのを合図に
2位～5位が一致団結して、野田さんが生き返った。
敗者復活戦からの優勝。

なんじゃ、この変なルールは。
やるほうもやるほう。
恥ずかしくないのか？

とはいえ野田さんはラッキーだった。
タナボタ総理と言ってもいいだろう。
この幸運を活かすかどうかは、彼の実力次第。

数の論理を、また数の論理が裏返した。
永田町は、政権交代しても数の論理だけか。
一議員、あるいは国民の代表としての信念は無いのか？

厚生労働大臣が、タバコ７００円を提案した。
すぐさま、タバコ総理とタバコ官房長官が打ち消した。
これだけでも、野球で言えば、暴投だ。

閣僚人事は、単なる年功序列、配給制度ないし
期間限定出血大バーゲンセール。
選挙対策人事が見え見えだ。

待った無しの国難に、こんなことをしていていいのか？
その感覚が信じられない。

結局、自民党と全く同じ。
派閥政治、利権政治、族議員・・・
どこがどう違うのか分からない。

政治主導と言っても、主導できる能力のリーダが神輿の上にいない。
救国内閣と言うなら、亀井静香総理、立谷秀清総理もあっただろうに。
有能でやる気のある１年生議員を登用しないのも、宝の持ち腐れだ。

ベンチには、即戦力の大型ルーキーが入っているのに
グランドに出ているのは、草野球のオジサンが多い。
なんともったいない、選手起用をしているのか。

野球ならそれでいいが、政治には国民の損得がかかっている。
今回の組閣だけで、１００兆円単位の損を与えたことは間違いない。
組閣はそれけ重要な仕事なのに。

以上、私の採点は、４０点。
１年たった時、６０点になるかもしれないが、
１０点になる可能性が高いと思う。

だから私は、ブルー。

結局、何の組織もそう。
人間の欲望が、正義に勝る。
理想論が、現世欲に勝つことは、普通は無い。

民主主義は本当に正義なのか。
民主主義も、点数をつけたら６０点。
しかし、これを上回る人類の知恵はまだ発見されていない。

民主党のキャッチフレーズの
｢国民の生活が一番」は正しい。

ならば、なぜ被災地を見棄てるのか？
なぜ、子ども手当を石を投げられても敢行しないのか？

「政治主導」も正しい。
ただし、政治家が高い胆力と先見力があっての話。
私利私欲にまみれていたら、官僚はついてこない。

野田総理と藤村官房長官の禁煙治療を担当させて欲しい。
まず、自らの「禁煙」でやる気を見せて欲しい。
そういうパフォーマンスなら、歓迎だ。

昔、「太陽に吠えろ」に、石原裕次郎扮するキャップがいた。
普段は悠々としていたが、肝心な現場には登場した。
みんなが尊敬し、憧れた。

どじょう総理に期待するほうが無理かもしれないが、
毎日辻立ちをして、１０００円散髪を愛し、
母子家庭出身の野田総理には
どこか親近感を感じるのも事実だ。

４０点だけど、明日から頑張って欲しい。
文句を言いながらも、応援しいたい。
しかし年が変わっても変わらないなら、見切りをつけるだろう。