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退院調整は家でやるもの

2011年09月25日(日)

がん拠点病院は、何かと在宅スタッフを呼びつけるのが好きだ。
退院調整と称して、やたら、病院に呼びたがる。
上から目線、病院目線で、患者目線では無いことが、これだけでも分かる。
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病院に呼びつける。
その挙句、家族に合わなくてもいい、と言い放つ。
要するに、スタッフにお願いに来なさい、という意味の退院調整。

退院後は、家で過ごすのだから、
本当は、自宅で退院調整を行うべきなのだが・・・
病院に呼びつけるのが、退院調整だと勘違いしている。

その内容は、実に、お寒い。

24時間点滴を自宅でどうするのか。
24時間麻酔を自宅でどうするのか。
週3回の腹水抜きを自宅でできるのか。

そんなもん、全部、要りません。
と言っても理解されないし、適当に返事しておく。
どうせ説明しても、理解されない。

日本とアフリカ。
日本人が、アフリカに行って、どうやって日本食を食べるか?
アフリカで、どうやって、上手い寿司や味噌汁を食べるのか?

そんなもん、議論しても、議論の余地は無い。
郷に入らば郷に従え。
少なくともそう言うのが、礼儀ではないのか。

がん拠点病院は、地球はがん拠点病院を中心に
回っていると勘違いしている気がする。
少なくとも終末期においては、大きな間違い。

地球は、患者さんを中心に回っている。

医療の中心は、常に、患者さん。

これは、どんな状況でも変わらない。

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