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野田さんはこう言った
2011年09月26日(月)
「あるべき社会保障を考える会」での、議員さん相手の演説だった。
その時はまだ総理ではなく、総理候補者としての話だった。
在宅医療や訪問看護を充実させるべきだと語った。
野田さんが、在宅医療を語るのか?と思いながら聞いていた。
ほぼ最前列、目と鼻の先で当院の看護師とともに聞いていた。
梅村聡・参議院議員の高配による傍聴。
最後に、質問コーナーがあった。
「来年の医療費改定は、プラスかマイナスか」という質問があった。
彼は、珍しく少し言葉に詰まりながら、こう答えた。
「マイナスは無いでしょう」
つまり、プラス改定、と答えた。
彼は財務官僚に取りつかれていると書かれている。
たしかに、あの立場になれば、自由に言うこともできないだろう。
いくら政治家とはいえ官僚には逆らえないのは素人でも想像できる。
すべては、財務官僚が仕切る。
その後ろには、米国からの「要望」がある。
年次改革要望書。
無駄を削り、財源を捻出。
そのうえでの消費税議論。
これが正論だ。
しかし社会保障は、国家の根幹。
大幅な改革をすると同時に、大幅な投資も必要。
社会保障費にも、多くの無駄がある。
しかし、全体として、プラス改定でないと
困るのは国民に他ならない。
多くの国民は、まだこのことを知らない。
朝日新聞電子版・アピタルに、連日、医療制度の記事を書いている。
これは誰でも無料で読める。
少しでも、国民的議論を喚起したいからだ。
社会保障政策に、もっと国民が参加しないといけない。
野田さんが、何気なく放った、議員への「公約」を確かに直に聞いた。
議員内閣制なので、議員への公約は、国民への公約に等しいと理解している。
NHKはじめ多くのTVカメラの前で、語ったことを忘れないで欲しい。
社会保障のことを、ぜひとも真剣に考えて欲しい。
厚労省にも内閣府にも国交省にも、協力は惜しまない。
官僚は同志だと考えて行動したい。
改定は、年内が山場であろう。
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