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地域連携経由の半分は自宅に帰ってこない
2011年10月19日(水)
がん拠点病院の地域連携室からの在宅依頼の半分は自宅に帰ってこない。
帰ろうと準備していたら、状態が急変してそのまま病院で亡くなるのだ。
要するに、地域に紹介することを考えるのが、遅すぎるのだ。
帰ろうと準備していたら、状態が急変してそのまま病院で亡くなるのだ。
要するに、地域に紹介することを考えるのが、遅すぎるのだ。
大病院は、内部の連携が大変だ。
特に地域連携室は、病院内では浮いた存在。
病院のために動くのか、患者のために動くのか?
がん患者さんの平均在宅期間は平均1ケ月半。
ゆっくり退院調整している間に、退院できず亡くなってしまう。
せっかく開催した退院時カンファも、幻に消える。
何度、同じことを繰り返したら、気がつくのだろう?
おそらく永遠に気がつかないのだろう。
命が尽きるまで、抗がん剤を垂らすのが、がん拠点病医の使命だと信じている。
むろん、やめたくても本人や家族の強い希望で止めさせてもらえないことも多い。
何の意味も無く、「不要物」になった紹介状ら資料一式。
1度も使われるこのも無く廃棄される当院のカルテ。
これらを見ながら、無念だったであろう
一度も見ることもなく終わった幻の患者さんを想像している。
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