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モンスター患者と駆け込み患者
医師の応召義務
2011年11月10日(木)
夜診の最後に駆け込んでくる患者さんは重傷が多い。
もしくはいくつかの問題を抱えているひとが多い。
昔からの諺、「最後の患者には気をつけろ」のとおりだ。
時間を過ぎて来院されるひともいる。
必死で走ってくる仕事帰りの人には何とも思わない。
しかし、食事をして風呂に入ってから時間外に来る生保の方には閉口する。
あと、モンスター患者さん。
ごねて帰ろうとしない。
他の病院では警察を呼んでいる。
ここでも警察を呼ぼうか?
いや、可哀そうか?
本当にどうすることもできない、モンスター患者さんが最後に来られる。
職員たちは帰れない。
私も出れない。
往診を待っている生保の人にまた怒られる。
95%の患者さんは、普通に受診してくれる。
しかし、極一部のモンスター患者さんに悩まされる日々。
サンドバッグ状態だ。
美味しい蕎麦屋がある。
頑固オヤジが難しい顔して調理している。
「イヤまら、帰ってくれ!」
一度でいいから、このオヤジと同じことを言ってみたい。
医師法の、「応召義務」が、大きなストレスになることが増えている。
応召義務について書いていたら、MRICから
応召義務のシンポジウムの案内が流れてきたので転載させて頂く。
救急現場も、「応召義務」に悩んでいるようだ。
医師はこんな法律に縛られていること、
こんなシンポがあることだけでも知って欲しい。
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医療ガバナンスNEWS
▽ 「医療法学シンポジウム」医師は診療を拒むことができるのか?
~救急医療における、医師の応召義務について考える~ご案内 ▽
2011年11月9日 MRIC by 医療ガバナンス学会 発行 http://medg.jp
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医師のキャリアパスを考える医学生の会 第15回勉強会
「医療法学シンポジウム」
医師は、診療を拒むことができるのか?~救急医療における、医師の応召義務について考える~
「診療に従事する医師は、診察治療の要求があった場合には、正当な事由がなければ、これを拒んではならない」(医師法第19条)
つまり医師がそこにいれば、基本的には診療を断ることができません。この「医師の応召義務」を根拠として、救急医療の現場において患者「たらい回し」訴訟が増加しています。しかし疲弊している医療現場は、押し寄せる救急患者すべてには対応できないのが現実です。「応召義務」を患者の権利と見なした訴訟は現場をさらに疲弊させるだけで結局は誰も幸せにはなりません。
では、問題の本質はどこにあるのでしょうか?
現場の医師はどのように法律を解釈して医療を行えばよいのでしょうか。一方で実際の医療現場への法律の適用はどうあるべきなのでしょうか。さらに医療紛争を解決する制度はいかにあるべきなのでしょうか。そもそも医師と患者は相対する関係なのでしょうか。
今回の勉強会では、医師であり弁護士である大磯義一郎先生(帝京大学医療情報研究センター客員准教授)をお招きして、「救急医療における医師の応召義務」を題材に「医療と法律の在り方」について講演して頂きます。
命を守る医療と権利を守る法律。「患者の利益のため」にどうあるべきなのでしょうか。医療と法律のあり方について一緒に考えてみませんか。
多数のご参加をお待ちしております!
<詳細>
日時:2011年11月19日(土) 15:30~18:00
場所:慶應義塾大学信濃町キャンパス 孝養舎401教室 (※キャンパスマップ http://www.sc.keio.ac.jp/campus.html 21番)
講師:大磯義一郎 先生 (弁護士・医師。帝京大学医療情報システム研究センター客員准教授)
定員:50名 (席に限りがございます。お早めにお申し込みください!)
対象:医療、法律に興味のある方は、どなたでもお気軽にご参加ください!
参加費:無料 (懇親会費は別途1500円を承ります)
●プログラム(予定)●
15:00- 開場
15:30- 開会のご挨拶
15:35-17:25 大磯先生ご講演「医療法学シンポジウム 医師は、診療を拒むことが出来るのか?~救急医療における、医師の応召義務について考える~」
-休憩(10分)-
17:35-18:00 質疑応答
18:00- 閉会のご挨拶
18:15-20:15 懇親会
※勉強会終了後、401教室にて立食形式の懇親会を開催いたします!大磯先生もご出席されますので、ぜひご参加ください!
●お申込み●
勉強会に参加をご希望の方は【申込みフォーム(PC)】よりお申し込みください。
(http://students.umin.jp/apply-15.html)
また、携帯からは、
【件名】第15回勉強会
【本文】氏名 所属(学生の方は学校・学科・学年) ?連絡用メールアドレス(できればPC、携帯両方) ?懇親会の出欠 を、
doctorscareer.apply@gmail.com までメールにてお申し込みください。
●講師紹介(敬称略)●
大磯 義一郎 (おおいそ ぎいちろう) 弁護士・医師
1999年 日本医科大学医学部卒業。
1999年5月 日本医科大学付属病院第三内科勤務。
2004年 早稲田大学大学院法務研究科入学。
2007年 早稲田大学大学院法務研究科修了。同年司法試験合格。
2009年 弁護士登録(第一東京弁護士会)。
国立がんセンター知的財産管理官勤務を経て、現在、加治木村法律事務所に勤務。
2011年4月より、帝京大学医療情報システム研究センター客員准教授
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この記事へのコメント
医師のブログを読んでいると、切ないほどに使命に生きる医師の姿を見る思いがします。
その思いが長尾先生のように社会の変革に向けられたり、またどこまでも患者に寄り添うことに徹する姿となったり、そしてわが身を省みず患者の治療に身を削る・・という姿になるのかと思います。
医療の崩壊が心配されている今の医療もその医師の使命感で支えられていると言われていますが、すべての医師がそうではないにしても医師のブログを読む限り「そこまでして・・」と思う事が多々あります。
その思いに患者はどこまで甘えられるのか、現実は醜いものが多いのだと思いますがつくづく人の命を守る仕事の崇高さと大きさに圧倒されます。
「慶應義塾大学信濃町キャンパス 」は充分行かれる距離なので行ってみたいと思いますが、場違いでもあり躊躇します。
でも会場の隅で透明人間になれるなら行ってみたいです(;^_^A
Posted by 桜 at 2011年11月12日 07:57 | 返信
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