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続、営利と非営利

2011年11月10日(木)

以前、営利と非営利について書いたが、書き込みを頂いた。
製薬会社や薬局も「営利」じゃないか、と。
確かにその通り。

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医療=非営利

これは真実。

では、非営利が他にあるのか?

・ボランテイア
・地域包括
・社協
ぐらいだろうか。

ご指摘いただいた、製薬会社は、間違いなく「営利」
「売らんかな」との宣伝に、私を含む医師はのせられている。

いまや国立大学や公立病院の大先生が、製薬会社の
広告、CMに芸能人バリの大きな顔を出している。
なんじゃこりゃ。

すでに、医療(=非営利)は、営利に取り囲まれて
一部は依存状態になっている。
事実上、有名無実になりつつある。

そこに、TPP ・・・・

もはや、営利、非営利という議論をすること自体、時代遅れなんだろう。

しかし、昔、医学部で習った、「医の倫理」や「ヒポクラテスの誓い」を
忘れてはならない。
今だからこそ大切になる。

こんな時代だからこそ、
・国民は、貝原益軒の(養生訓」を
・医療者は、ヒポクラテスの誓いやナイチンゲール精神に
戻ることも考えてみたい。



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この記事へのコメント

ブログ読みました。誠意のある率直な意見で賛同いたします。
基本的には医療=健全な営利 であってほしいと思います。営利でなければ医療法人で従業員は働く事も出来ません。ただ健全なルールはあって欲しいです。
 私は慢性腎臓病が有るので運動処方で良くなりたいわけですが どこを探しても運動のリスクを管理(腎臓)しながら運動効果を出していく人間での運動処方研究が見つかりません。ラットやマウスなら運動処方研究論文は有ります。
 これは何故なの?日本では糖尿病、腎臓病 患者参加の運動処方研究が無いのか不思議でなりません。
製薬づけの患者管理だけではおかしいです。急性期は薬の力を借りながら 最終的には運動処方で自然治癒力で糖尿病を治していくのが自然と思うのです。医師は学術的バックグランドをもって運動処方の指導を行っているには見えないのです。 こんな考えおかしいのでしょうか?

Posted by サブ at 2011年11月10日 04:37 | 返信

>いまや国立大学や公立病院の大先生が、製薬会社の
広告、CMに芸能人バリの大きな顔を出している。

>こんな時代だからこそ、
・国民は、貝原益軒の(養生訓」を
・医療者は、ヒポクラテスの誓いやナイチンゲール精神に
戻ることも考えてみたい。

同感です。
”歌を忘れたカナリヤ”という言葉が浮かびます。
医療者が純粋に病のことを考え、苦しんでいる患者さんのことを思い
その技術・知識を後輩に伝えていくことに専念できる時代に戻ってほしいと
思います。訴訟・政治・お金のことは専門家に任せて…。

Posted by kana at 2011年11月11日 03:00 | 返信

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