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TPPとFCTC

2011年11月07日(月)

世の中、TPP一色。
賛否が、割れている。
私も、少し迷っていたが、反対する。
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TPPを締結すると、皆保険制度が崩壊し
混合診療が導入されると、多くの医療者が思っている。
はたして本当にそうなのか?

TPPが無くても、一部崩壊しているが・・・
それでも、崩壊は加速するだろう。
これはやはり、国益を損ねる。

タバコ規制枠組み条約(FCTC)と、TPPを比較して考えてみた。
FCTCとは、受動喫煙を禁止する国際条約。
この条約が守られていないこと自体、完全に違法なのだが。

FCTCは、「条約」だ。
その下に、「法律」がある。
その下に、TPPなどの「協定」がある。

「条約」は、参議院の承認が必要。

「協定」は、そもそも行政の問題で、法律より下位。

協定を締結しても、その上に「法律」がある。
当然、国内法が優先する。
それでないと法治国家ではない。

と言われるが、真偽の保証は無い。
国内法の常識は、国際社会の非常識という事態も
充分想定しておくべきだろう。

TPP=混合診療解禁ではない。
国内法で「解禁」となれば解禁だが、
そう簡単にはいかないはず。

そうしないといけない。

TPPは、国会議員が決めるのではない。
総理大臣が決めるものだ。
だから一般の国会議員に、TPP反対を言っても本当はしかたがない。

医師会は、TPPの是非を言うのではなく、
本来は、国内法の議論をすべきなのだ。

「協定」より2段優位にある「FCTC」ですら
全く守られていない。
だからどうだと言うのではないが・・・、

その2段下のTPPは、そこまでの効力を持たないはず。
国内法を固めるほうがいいのではないか。

しかし、油断大敵。
おそらく、TPPで、日本は確実に悪くなる。

だから、反対だ。
もっとみんなで議論、シミュレーションしよう。



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