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やっぱり、二枚舌

2011年11月16日(水)

野田総理の性格が出ている。
はっきり言って、大嘘つきだ。
嘘つきは政治家の始まり。
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参議院予算委員会1111

 

福島

 

 社民党の福島瑞穂です。社民党はTPPへの参加に反対です。国民の命を壊し、農業を壊し、命を壊すからです。私が国会での最後の質問者です。国会で一度も参加表明せず、なぜ外国で参加表明できるんでしょうか。国会を愚弄するにも程がある。どうですか。

 

野田

 

 あの、決して国会を愚弄するつもりはありません。今日の衆参における集中審議、あるいはこの集中真偽だけではなくてですね、たとえば衆議院の予算委員会でもこういうご議論がございました。そういうご議論なども踏まえて、党内の、あの、色々なご提言がございましたけども、そういうものを踏まえて議論して、そして結論を出して生きたいと思いますが、もちろんこのあとだって、あの、つ、こういう機会で、議論をする機会はあるだろうというふうに思います。

 

福島

 

 今日飛行機で、APECに経つわけじゃないですか。ここ、国会ですよ、なぜ総理は、国会の中で、このTPPさんかの表明をしないんですか。総理はどこの国の総理大臣なんですか。誰のための政治をやってるんですか。国会で参加表明せず、国内ではどじょうは泥の中にいて、外国に行ってなぜ表明できるんですか。

 

(そうだ)(卑怯者だ)(国会で…〔聞き取り不能〕するんだ)

 

野田

 

 あの、意思決定のプロセスがあります。それは、昨日一応会見をして公表をするという予定でありましたけども、しかし、政府与党その三役会議の中で、さらなる議論をしましょう、そしてその上で、関係閣僚委員会での、政府内での調整をして結論を出していきましょう、ということがあるので、そのプロセスを経てから公表をすると、結論を出すということでございます。

 

福島

 

 時間稼ぎとガス抜きじゃないですか。国会の中で、ぎゃあぎゃあ言われたくないから表明しないだけなんですよ。なんでここの国会で、民主主義のみんなの代表が集まっているところで、参加表明が出来ないんですか。参加表明、記者会見はダメです〔間違いを訂正して手を振る〕、記者会見も大事ですが、国会で言わないで、外国で表明することに、国会議員が怒ってるんですよ。国民が怒ってるんですよ。国会軽視ではないですか。もし、参加表明するんだったら、国会で言いなさいよ。

 

(そうだ)(どうどうとやってくださいよ)

 

野田

 

 あのー、ぎゃあぎゃあと言われるのが怖くて、ていうよりですね、今日表明しないことによってぎゃあぎゃあ言われることも多いんです、そういうことではないんです。あくまで先ほどの意思決定のプロセスの中で、これ交渉ごとはやっぱ最終的には政府が決めることであります。それについては、国会でこれからもご議論していただくと思います、またこの決めてはいませんけども、仮に交渉参加をしていくならば、政府が署名をしたら国会で批准をするという中でのご議論もあるわけで、そういうプロセスは当然たどっていかなければいけないと思います。

 

福島

 

 いや、ちがうんですよ、TPPへの参加表明がきわめて重要なことだから問題にしているんです。これから議論していただく、それはもちろんです。しかし、私が、社民党が問題だと思うのは、TPP参加表明を、一切今の時点で国会で言わない、わたし最後の質問者ですよ、にも関わらず、国会で一度も参加表明せずに、にも関わらず外国で参加表明するということが、国会軽視で国会を愚弄してる、ってことなんですよ。手続きが、っていうのは分かります。でも、もし国会での表明が間に合わないんであれば、APECで表明するべきじゃないじゃないですか。

 

(当たり前じゃないか)

 

野田

 

 あの、国会の場で、もちろんその意思決定のプロセスが間に合って、表明が出来ればそれは出来たというふうに思いますし、まだその結論を出してないわけですから、これから大事な議論があります、その前に予断を持って物を言うことは、最後の質問者とはいえ、それは言えない、ということでありまして、もし決まったならば、それは、機会があるごとに表明を、国の内外を問わず、表明をしていくということであります。

 

福島

 

 違うんですよ、APECで参加表明することを、私たちは心配している、いろんなものが壊れるから反対してるんです。だから、APECでのさん、じゃあ、総理、APECの参加表明、アメリカに対する忠義と、国会とどっちが重いんですか。

 

野田

 

 今の二者択一は、全く意味がない。あのー、別にアメリカの忠義で、物事を考えようと思っているわけではありません。あのAPECに今度まああの明日行きますね、でその際に、ま、参加表目するかどうか別としてですよ、あの、TPPについての判断ってのは、どこかの国を慮って、ということではありません。主体的に、アジア太平洋地域の中で、わが国がどういう位置を占めていこうとするのか、あるいは、課題があるかも知れません、懸念もあるかも知れません、だけどそのプラスとの中でどう総合判断をするのか、まさに、アジア太平洋地域の成長力を取り込んでいくために、まさにそういう覚悟を持つのか、含めての総合的な判断をするということであります。

 

福島

 

 アジアの経済成長を取り込むんであれば、APEC+6でもなんでも、あ、ASEAN+6でもあるという議論が、今日あったわけです。私が今日冒頭で総理に一番申上げたいのは、この国会で参加表明をせずに、外国で言う、っていうことなんです。国会で言わないってのは問題じゃないですか。記者会見ではだめなんですよ。なぜ国会で、総理はきちっと説明し、国会議員と議論をしないんですか。

 

野田

 

 あのー、だから国会いま、こうやってあのご議論もいただいてます。衆議院の予算委員会でもご議論をいただきました。それはやっぱり質疑はしてるわけです。で、それはもちろん、政府の、姿勢の固まり具合によって、議論の仕方は変わるかもしれませんが、現段階では、われわれの持っている考え方とか情報をしっかり踏まえて、お話をしているつもりであります。

 

福島

 

 いや、酷いんですよ、今月、今夜9時に表明するというふうにもう言われてるじゃないですか。だったら国会で言ってくださいよ。私たちは国民の意思を受け止めて、国会えー、総理がAPEC参加を表明するかどうかを、それは極めて重要なことだから、重要なことを国会で言ってくださいよ。どうしてそれを外国で発表するのを、私たちは日本国内で聞かなくちゃいけないんですか。記者会見だってもちろん重要です、でも日本の国会を愚弄してるじゃないですか。国会で何故言わない。

 

野田

 

 あの、まさに意思決定のプロセスはこれからたどるんです、その前のたまたまやっぱ国会になってしまったんで、それは昨日の分が今日にずれたということはあるかもしれませんけども、でも、その都度政府の姿勢が固まり次第、その熟度を含めてしっかりと審議には応じていきたいというふうに思います。

 

福島

 

 国会で、み、国会でということは国民に対して、きちんと表明し、議論をしなかっ、しない段階で、APECで言えないですよ。これほどまでに国会を愚弄したらだめですよ。総理、えーアメリカから日本はずっと1980年代からとりわけ日米構造協議で始まり、いろんなことを言われてきております。2006年、日米投資イニシアチブ報告書もその一つです。この中に、医療や教育での規制緩和、混合診療、えー、などや、労働厚生いっぱい入っています。で、ホワイトカラーエグゼンプションなどを、かつて、えー政府は法案を出し、全力でみんなとそれを潰しました。そんな経過があるから、本当に心配をしています。小泉構造改革で、地方や生活が壊れ、だからこそ政権交代が起きました。なぜ、なぜ総理は、今、小泉構造改革を、やろうとしているんですか。

 

野田

 

 あのー、ちょっとやっぱ性格が違うとは思います。あのー、まさに、今TPPに交渉参加するかどうか、ってことは、まあ幅広く高いレベルの経済連携を、日本はやっていこうと、いう中の一環の中での、一つの、判断を、する、際の、対象に、なっているということであって、これは、まさに、ガットの中で、体制の中で、日本は貿易立国として歩んでまいりました、自由貿易というのはまさに日本としては国是だという風に思います。それに更なるフロンティアを、作っていくのかどうか、ということの判断をするということであって、あの、ま、小泉改革のときの、一連の改革と、そのニュアンスはやっぱり違うと思います。

 

福島

 

 アメリカが、日本に対して、えー攻めていることは、要求していることはずっと一貫してるじゃないですか。TPPの枠組みを使って、これまで日米二国間の協議の中で、辛うじて日本が守ってきたものを、訴訟や、さっきえーあのー仲裁センターやいろんな形でこじ開けられていくんではないか、日本が、どんなに私たちが応援しようとしても崩れていくんじゃないか、ということを心配しているんです。具体的に最後に聞きます。オーストラリアの砂糖が入ってきたら、えー沖縄のサトウキビは壊滅的打撃を受ける、オーストラリアの牛肉が入ってきたら、日本の牛肉はかいめ、牧畜は壊滅的な打撃を受ける、お米が入ってきたらみずほの国は壊れます。さっき、TPPに入るかどうかに関係なく農業を応援しますといいますが、違うんですよ。TPPに入ったら、見事に壊滅的打撃じゃないですか。沖縄、サトウキビ以外に何が作れるんですか、離党で、みんな本当に悲鳴を上げますよ。そういう国民の声を聞かなかったら、野田内閣の命取りになりますよ。国民の声を聞け、ですよ。どうですか、なっ、これは、どうやって守るんですか?

 

(議長:時間がきておりますので最後冠簡潔に語答弁を願います。)

 

野田

 

 国民の声も、様々な声があります。そういう、声を、しっかり、受け止めながら、しっかりと決断を、していきたいと思います。

 

福島

 

 国会で説明をせずに、記者会見でTPP参加表明し、APECに行き表明することは、断じて許されない。よもやそういうことは成されないでしょう、ということを申上げ、質問を終わります。

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