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行き場のない認知症終末期

2011年12月15日(木)

ショートステイ中の認知症患者さんの嘔吐の電話で、朝、起こされた。
周辺症状が激しため、ショートでつないで、なんとか在宅療養を続けてきた。
しかし、今日は、少し様子が違う。呼吸が早く、肺炎と心不全と診断した。
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「容態が悪い」と、ショート先から自宅に強制送還された。
そのショート先には訪問看護も入れないしちょうどいい。

心拍数150、呼吸数25回。
発作性心房細動?

とりあえず、訪問看護師が処置をする。
自宅ならなんでもできる。

入院先を探すも、「認知症」で、すべてダメ。
ショートの施設もダメ。

結局自宅しかない。

超高齢だから、こでが最良の選択かも
看取り覚悟の在宅療養しか道が無い。

行き場のない認知症終末期の患者さんのことを
来年こそ、真剣に考えてみたい。



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この記事へのコメント

長尾先生、こんにちは。

asahi.com で「療養・看取り講演」のことをお書きになっていましたね。
以前からどんな内容なのか、できたら教えていただきたいと思っていました。
患者さん個々人で違う部分もあるのでしょうが、共通するところも多いのでは
ないでしょうか?
家族を在宅で看取りたいのかどうか、自分の最期を在宅で迎えたいのかどうか
よく考えてみるためにも、知っておきたいと思いました。

Posted by ノンノン at 2011年12月16日 12:42 | 返信

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