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医療崩壊の現実
2012年01月22日(日)
土曜日の夕方、緊急往診の依頼があり往診した。
意識が無く脳卒中のようなので搬送病院を探した。
しかし、12の病院とも全て受け入れ不能であった。
意識が無く脳卒中のようなので搬送病院を探した。
しかし、12の病院とも全て受け入れ不能であった。
3時間たっても、搬送先が見つからない。
まあ、こんなことは、日所茶飯事であはあるが。
在宅患者の搬送先を手配するのも、在宅医の大切な仕事。
ギブアップして、救急隊に援助を頼んだ。
救急車が到着したが、当然、動けない。
冷たい雨に濡れながら、患者さんは、一応、車内に収容された。
これが現実だ。
どこもかしこも全部満員。
県外の病院も満員。
病院選びなんて言ってられない。
医療崩壊なんて知らない、という無邪気なジャーナリストに見せてあげたい。
医療崩壊で困るのは市民なのに、誰も声を上げない。
声を上げるひとは、医者の悪口だけ。
マスコミも同じだ。
自分自身が、あるいは自分の親が病気になるまで、医者叩きは終わらない。
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