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退院支援の多様性
2012年02月03日(金)
今年に入り、はや7人の在宅患者さんが亡くなられた。
不思議なもので1人亡くなれば1人病院から頼まれる。
まるで「生まれ変わり」のように、また別の新しい患者さんの在宅が始まる。。
不思議なもので1人亡くなれば1人病院から頼まれる。
まるで「生まれ変わり」のように、また別の新しい患者さんの在宅が始まる。。
「退院支援」という行事が病院では流行している。
退院支援室、退院支援看護師、退院MSW・・・
そんなに退院って、大変なんかいな!
と言いたくなる。
第一、あんたらの退院はわしらの入院、なんだと。
退院支援という言葉は上から目線で以前から嫌い。
素直に退院すればいいじゃないか!
退院支援した患者さんは、半分は帰ってこない。
退院支援を拒否して脱北した患者さんは全員幸せな在宅療養できる。
ちょっと極論で、退院支援ナースには申し訳ない。
まあ、これを言っちゃおしまいだが、これが真実だ。
退院前に、ケアマネや訪問看護を決めてから
カンファに呼びつけるMSWがいる。
最低!
もうそれだけで、主治医を拒否したくなる。
これが分からないひと、想像して欲しい。
在宅医が患者さんを入院させる前に、
病院の医師や看護師を指名すれば、どうなるのか?
MSWは、在宅医の診療機能をまったく知らない。
医師一人で10や20ものステーションと連携する在宅医もいれば、
訪問看護ステーションやケアマネステーションを有するステーションもある。
病院MSWは、「訪問看護ステーション」はどこも同じだと思っている。
ぜんぜん、分かっていない。
・24時間対応をするステーションとしないステーション。
・すると言ってしないステーション。
・すると言って、面倒なものはすべて病院に放り込むステーション・・・・
在宅医にとって、看護師は命だ。
その看護師を選べないのはあり得ない。
医師選択のみならず看護師選択の自由が、患者さんにはあるはず。
もしプロゴルファーに、レンタククラブでトーナメントを戦えと
言ったら、誰でも怒るだろう。
自分が慣れ親しんだクラブ、信頼するクラブでないと戦えない。
しかし平気でこんなことをやっているのが、病院の退院支援という行事。
この辺の感覚からして、分かっていない。
点数を取るための退院支援。
二度手間のための退院支援。
退院支援看護師のための退院支援。
ちょっと言いすぎかもしれないが、
それくらい、病院とMSWと在宅現場はあまりにも距離がある。
だから現場を知らないとダメなのだ。
しかし、それを埋めるのが、「連携システム」。
阪神間では、地域医療再生基金を受けて、現在
阪神南北の連携システムの構築に取り組んでいる。
1年半後の完成を目指す。
しかし、そもそも「連携」とは、システムではない。
マインドのほうであろう。
「地域包括ケア」マインドを、病院スタッフと
在宅スタッフ間で共有することが必要なのだ。
しかし、現状ではそれは至難の業。
地域の在支診が中心となって、勉強会・懇親会を重ねるしかない。
大きな地図が見えていれば、必ずできる。
退院支援の多様性に、病院側に早く気がついて欲しい。
退院支援室、退院支援看護師、退院MSW・・・
そんなに退院って、大変なんかいな!
と言いたくなる。
第一、あんたらの退院はわしらの入院、なんだと。
退院支援という言葉は上から目線で以前から嫌い。
素直に退院すればいいじゃないか!
退院支援した患者さんは、半分は帰ってこない。
退院支援を拒否して脱北した患者さんは全員幸せな在宅療養できる。
ちょっと極論で、退院支援ナースには申し訳ない。
まあ、これを言っちゃおしまいだが、これが真実だ。
退院前に、ケアマネや訪問看護を決めてから
カンファに呼びつけるMSWがいる。
最低!
もうそれだけで、主治医を拒否したくなる。
これが分からないひと、想像して欲しい。
在宅医が患者さんを入院させる前に、
病院の医師や看護師を指名すれば、どうなるのか?
MSWは、在宅医の診療機能をまったく知らない。
医師一人で10や20ものステーションと連携する在宅医もいれば、
訪問看護ステーションやケアマネステーションを有するステーションもある。
病院MSWは、「訪問看護ステーション」はどこも同じだと思っている。
ぜんぜん、分かっていない。
・24時間対応をするステーションとしないステーション。
・すると言ってしないステーション。
・すると言って、面倒なものはすべて病院に放り込むステーション・・・・
在宅医にとって、看護師は命だ。
その看護師を選べないのはあり得ない。
医師選択のみならず看護師選択の自由が、患者さんにはあるはず。
もしプロゴルファーに、レンタククラブでトーナメントを戦えと
言ったら、誰でも怒るだろう。
自分が慣れ親しんだクラブ、信頼するクラブでないと戦えない。
しかし平気でこんなことをやっているのが、病院の退院支援という行事。
この辺の感覚からして、分かっていない。
点数を取るための退院支援。
二度手間のための退院支援。
退院支援看護師のための退院支援。
ちょっと言いすぎかもしれないが、
それくらい、病院とMSWと在宅現場はあまりにも距離がある。
だから現場を知らないとダメなのだ。
しかし、それを埋めるのが、「連携システム」。
阪神間では、地域医療再生基金を受けて、現在
阪神南北の連携システムの構築に取り組んでいる。
1年半後の完成を目指す。
しかし、そもそも「連携」とは、システムではない。
マインドのほうであろう。
「地域包括ケア」マインドを、病院スタッフと
在宅スタッフ間で共有することが必要なのだ。
しかし、現状ではそれは至難の業。
地域の在支診が中心となって、勉強会・懇親会を重ねるしかない。
大きな地図が見えていれば、必ずできる。
退院支援の多様性に、病院側に早く気がついて欲しい。
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この記事へのコメント
そうですね。
私は病院側の無理解に困っています。在宅医と訪問看護の経験を全員に経験させたい!
訪問看護とケアマネを10年、社会福祉士だけど地域連携室の1名だけの退院調整看護師で、約100床の病院の外来当直もしています。
まったく、、どうすればよいのか、わからん状況です。
Posted by imo at 2012年02月04日 11:05 | 返信
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