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病院が入院患者を選ぶ時代
2012年02月16日(木)
DPC(包括性)時代になり、病院が入院患者を選ぶ時代になった。
手間がかからなくて診断がしっかりついた患者のみが入院できる。
診断のついていない、訳が分からないが、大変な患者は入院できない。
手間がかからなくて診断がしっかりついた患者のみが入院できる。
診断のついていない、訳が分からないが、大変な患者は入院できない。
「認知主」があると、9割がダメ。
「専門科」が決まらないと100%ダメ。
いくつかの科にまたがる患者さんは、まさにたらいまわし。
大学病院は、特に大変だ。
糖尿病内科は、循環器に行けという。
循環器は、ペインクリニックに行けと言う。
ペインは、精神科だと言う。
精神科は、神経内科だと言う。
神経内科は、整形外科だと言う。
整形外科は、循環器科に行けと言う。
必ず最初に戻る。
腸閉塞もそう。
内科は外科と言う。
外科は内科だと言う。
とりあえず診ようという医者はほぼいない。
難病など専門領域の狭間の患者さんは悲惨そのもの。
すべての科に断られたので、救命救急部にお願いした。
しかし、バイタルサインが良すぎて入院させてもらえない。
家族が泣きながら食ってかかってくる。
縦割りの弊害がモロに出た、ヂフェンスメデイシンの時代が
本格的にやってきた。
病院が都合のいい入院患者を選ぶ時代。
都合の悪い患者は、エライ目に遭うことになる。
その間、外来患者は、山のように押し寄せる。
大きな病気、インフル、コンビニ受診、認知症。
クレーム処理、クレーム対応、暴れる家族。
在宅患者さんからの電話は鳴りやまない。
介護施設は、36.5度の微熱(?)でも電話してくる。
タバコを吸いすぎた時間外受診の患者さんがごねる。
地域連携なんて絵餅。
入院ができない。
現実はかなり深刻。
地域包括ケアなんて嘘。
病院医療者は知らない。
国民も知らない。
あるのは、市民の病院幻想と訴訟社会のみ。
ローカルテレビで
「今日の病院の入院受け入れ情報」や
「病院の入院の仕方」を常時流して欲しい。
真面目に開業医をやると死ぬ。
救急隊に頼む無責任さが、自分の命を救う。
「専門科」が決まらないと100%ダメ。
いくつかの科にまたがる患者さんは、まさにたらいまわし。
大学病院は、特に大変だ。
糖尿病内科は、循環器に行けという。
循環器は、ペインクリニックに行けと言う。
ペインは、精神科だと言う。
精神科は、神経内科だと言う。
神経内科は、整形外科だと言う。
整形外科は、循環器科に行けと言う。
必ず最初に戻る。
腸閉塞もそう。
内科は外科と言う。
外科は内科だと言う。
とりあえず診ようという医者はほぼいない。
難病など専門領域の狭間の患者さんは悲惨そのもの。
すべての科に断られたので、救命救急部にお願いした。
しかし、バイタルサインが良すぎて入院させてもらえない。
家族が泣きながら食ってかかってくる。
縦割りの弊害がモロに出た、ヂフェンスメデイシンの時代が
本格的にやってきた。
病院が都合のいい入院患者を選ぶ時代。
都合の悪い患者は、エライ目に遭うことになる。
その間、外来患者は、山のように押し寄せる。
大きな病気、インフル、コンビニ受診、認知症。
クレーム処理、クレーム対応、暴れる家族。
在宅患者さんからの電話は鳴りやまない。
介護施設は、36.5度の微熱(?)でも電話してくる。
タバコを吸いすぎた時間外受診の患者さんがごねる。
地域連携なんて絵餅。
入院ができない。
現実はかなり深刻。
地域包括ケアなんて嘘。
病院医療者は知らない。
国民も知らない。
あるのは、市民の病院幻想と訴訟社会のみ。
ローカルテレビで
「今日の病院の入院受け入れ情報」や
「病院の入院の仕方」を常時流して欲しい。
真面目に開業医をやると死ぬ。
救急隊に頼む無責任さが、自分の命を救う。
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この記事へのコメント
がん拠点病院で看護師してます。
うちの病院は三次救急にも対応しています。
だからどんな患者さんも受け入れています(と思いたい)。
救急で来る患者さんは多くの場合
気分が悪い、とか、おなかの辺りが痛い、など消火器的な症状があります。
だからわが病棟、消火器内科は救急患者さん受け入れ率が高い。
その横には
がんの痛みに苦しむ患者さん、終末期の倦怠感に苛まれる患者さんがおられます。
多種多様な患者さんを同時にみるのは、正直とてもタイヘンです。
医師、看護師が集中して専門領域の患者さんをケアするためには
患者さんを選びたい という気持ちも分かります。
はやく
道路が廊下で
自宅が病室で
訪問看護ステーションがナースステーションで
診療所が医局
という 地域の時代に変化していってほしい。
患者さんのためにも 医療者のためにも。
病院の時代は終わりつつある と感じます。
地域の消火器内科の長尾先生は とってもタイヘンになるかもしれませんが…。
Posted by 果実 at 2012年02月16日 01:43 | 返信
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