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老人ホームでの虐待

2012年03月06日(火)

今日は和歌山県海南市の老人ホームでの虐待が報道された。
氷山の一角じゃないのかな。
「介護」がおかしい。昨夜の「かいご学会」で学んで欲しかった。
 

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「デイサービス」という虐待。
「拉致ショート」も。
「介護」という虐待だが、している介護者が自覚していない。

私の目から見れば「虐待」は、毎日、目にしている。
ただ介護者は、「虐待」だと思っていない。
まずここを知って欲しい。

人間に必要なものは自由。
自由が奪われた認知症患者は暴れる。
これって、極めて正常な反応。

だって、自由を奪われるという虐待なんだから。

老人ホームやグループホームで
暴れる認知症患者さん。
徘徊もある。

よく聞くと、帰宅願望であったり、
外出願望であったりする。
しかし、それって極めて正常な反応。

虐待に対する反応なのだ。

BPSDと呼ばれる周辺症状は、
実は極めてまっとうな反応なのだ。
そうならないほうが異常では。

虐待報道をそんな目で眺めている。

 

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この記事へのコメント

ご無沙汰しております。
連日の被災地の報道に胸が痛んでいたころ、ふとひさしぶりにブログを拝見しました。
介護という虐待、介護者が自覚していない虐待、というお言葉にとても共感しました。
タッチケアを伝えるときも、タッチには、暴力と癒しの両方の側面があるというお話から入ります。
私達が、無意識に相手の自由を奪い、癒しを押し付けていることがありえることに注意を促します。
いわゆる、「気づき」ということなのですが、実際、これが、一番難しいですね^^。
介護も、とても、よく似てると思いますし、介護の現場から学ぶものは、大きいと感じました。

Posted by 中川玲子 at 2012年03月08日 03:42 | 返信

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