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茨木市での講演の感想と質問

2012年04月05日(木)

3月24日の大阪府茨木市での講演の感想や質問を
主催者たちがまとめて頂いた資料が届き、感激した。
私のつたない講演を聞いて頂いた方たちの生の声を、転載させていただく。
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8.長尾和宏さんの話の中で心に残ったことをお書きください。

1平穏死
4患者・家族の死生観、医療者の「何としても生かそう」という考え、国民皆保険制度(安医療が受けられる)等々、人が自然死出来ない多くの原因があること。
5在宅ということを考えれば、医療と介護が看とりの文化を共有する現状を考えると仲々できていないことなので、心に溜めておきます。
7尊厳死・・・人として自分らしく生き抜く事。
       自然体で生きる、受け止める。
       その通りだと思います!!素敵です。
8看とりについて施設でも状態が急変してほとんどが救急車で病院へ運ばれる今の現状をとてもよく理解して下さっていた。
9・在宅での平穏死 ・自然に過ごす。
家で母を看取りましたが、まさにそのとおりだなあと思いました。
でも法的な問題がたくさんあることを知りませんでした。
10・満足死 ・生きるとは“食べること”“移動できること”
・誰のための医療か→たくさんステキな言葉がありましたが、とくにこの3つは印象に残りました。
11在宅マインドという言葉がとても印象的でした。
12自然死、平穏死、尊厳死について
胃ろうの問題
13本当の末期はベッド生活2時間~数日だ
14病院のDrと在宅医療のDrとの考えの相違。いつも感じてはいましたが、やっぱりと思いました。
15在宅看取りが当たり前になるという意識覚せい。
笑顔の看取りができる国にならなければ。
16地域包括ケアとは地域という病院で治療すること
17心に残ったというか驚いたことだが、特養などでは看取っていると聞くことが多いが、実際は病院で亡くなることが多いという現実を知った。
18「看取り」のかかわりで、多職種の人が関わっていることを知った。
19看取りのDVDみれなかったコト。医者は必要ないというぐらい看護師が活躍しているということ。
20色々ありますが、看取りについてカメラに撮られている事
ご本人、ご家族との信頼関係(人間関係)などがあればこそ出来る事だと思う。
そして、外に出せる事、また皆に分かって頂こうとされる気持ち、おどろきました。
21延命治療の件、全体に聞きやすい。
22大変にわかり安かったです。
23・在宅看取りは全てが平穏死。(病院の不必要な治療が患者を苦しませている。)死んだってしょうがない(人はやがて死ぬ)
・認知症のある患者の入院は拒否?(難しい)
24看取りの文化というキーワード
25眼癌の専門医。人でなく一部分しかみない医者はわかっていたが、想像以上!
26生きるという事、死ぬという事。「周囲にいる人 出前人のようなもの」本当そうですネ。
関わっている人の人生の1ページの一人でありたいと私は思い日々、訪問看護したいです。
27生きることは食べること、移動できることが人間にとって大切な言葉が心にのこりました。
ありがとうございます。
29「認知症」→生き場がない、入院を受け入れしてもらえない、そのとおりだと思います。しかし、こんな状態を何とか考えてほしい(認知症どんどん増えていくのを考えると)長尾先生の力ではダメでしょうか?頑張ってほしいです。
30<主語は患者>という言葉です。
私が仕事するうえで一番大切にしている事と言って下さり、医師からこの言葉を聞けると思っていなかったので、嬉しかったです。(在宅医が全て長尾Drみたいだったらなあーと思いました。)
31在宅医と勤務医との命に対する考え方が違うということ
32尊厳死・自然死のことを医学生は講義を受けていないというのは、すごく残念です。
34がん患者の終末期が、意外と元気に過ごされている。最後の看取りの時間が数時間だ。そんなイメージが意外でした。先生の話を聞いて、終末期のガン患者が家で最後を迎える事もサポート体制(医・介・家族)が整えば可能だと思えるようになった。
37耳が少々不自由になり、お話の内容が処々途切れて理解できないようになっています。でも「胃ろう」だけははっきり家族に「不要」と言って(遺書に書いて)おきたいと思わせられました。一旦始めたらお医者さんは止められないんですね。
38延命と生老病死
39国のお財布事情と「医療業界人・介護の世界の方」との綱引き・ありきたりの倫理観=この3つの複合的な混乱と理解できました。
40介護が終末ケアするにあたって医療にまる投げする現状
介護として自信がなさゆえであると思う。
日本だけが国民皆保険制度であることなければ尊厳死すすむ
41点滴で病気を治したという話しを聞いてびっくりしました。
胃ろうの話しなどが聞けてよかったです。
42・脳卒中を在宅で点滴で治した。・老人医療≒医療←現実
・認知症患者は入院できない。 ・よろず相談室
・死亡率100パーセント医療が勝つわけがない。
43先生のような在宅医が増えればと思います。
44尊厳死・いかに自分の思いで死ねるか
胃ろうの事などです。
45医療の本音を聞くことができた
46尊厳ある死
48病院では尊厳を奪われている患者がたくさんいる。
49私自身は比較的健康体ですし、(夫も)病院にかかっていませんが、自分が病気になって病気が進んだ時は是非先生にご相談して安心して死ねたらいいなと思いました。先生のお話はとてもよくわかりました。医療に何のかかわりもない私ですが、この様な話は日常的に聞きたいと思っていました。最後に話された5月にインド、ガンジス川源流にいきます。たのしみです。ありがとうございました。先生のファンになりました!!岡村さん、今日の会を紹介して下さってありがとう
52看取りの文化、尊厳死、リビングウィルについてもっともっと伝えたいと思う町医者の思い伝わりました。学生にも伝えます。
53地域包括ケアの重要性。
54医療が在宅ケアに方向転換した理由と日本の保険制度の良さと悪さ
55「在宅看取り」は全てが平穏死である。
56あと12~13年が勝負時なんだという事(数で考えれない)高齢化率の話が多いので、どんどん悪くなるのかと思っていた。
57尊厳死、自然死の事が心に残っています。
59国民の80%が望まない胃ロウが現実には80%造設されている。患者が望まない(はずの)治療を病院(医療のシステム)が強いり、税金、医療保険が喰いつぶされちる。“尊厳死看取りが違法” 「生きるとは食べること移動すること」
60在宅看取りは全てが平穏死
61・とにかく医者は変わり者が多くプライドだけが高い。
・役立たずの医者がウヨウヨいる!ということ
63知りたかった地域包括ケアのことを詳しく知れました。
64・死とゆうのは、おおらかなもの
・僕はインドに行ってのたれ死にたい。
65プライマリー・ケアの必要性もあと15年でなくなっていくのではというところが発見でした。
66姑が胃ろう3年経過です。医療の流れの中で胃ろうとなっています。見舞う度にこれでよいのか!!と思っています。尊厳死、平穏死、自然死が胸に入りこみました。
70在宅介護で看取りの時、24時間以内に診察を受けていれば、家で医者が見ていないときになくなってもみとりになる。死亡診断書は書いてもらえる。
71患者の尊厳について
72ジェネリックの話
胃ろうの話などたくさん
73“在宅看取りが延命治療をしていないことになる”
“ガン末期は苦しくない、病院が医療で余計なことをしているので、苦しめている。”
74死亡後の抗ガン剤点滴の話




(講演会の満足度)その理由を具体的にお書きください。
1軽快なテンポの良いお話、良かったです。
2在宅での看取りに興味があり、自身もケアマネージャーとして2,3回、支援にかかわったことがあるので、今後のためにも参考になりました。
4在宅医療の日本における第一人者の意思の講義が聞ける機会を頂けた事。
5人生の最後を迎えるにあたり、自らの意志で選択をしたいという意欲を尊重するということは介護では、食べないなら食べるようにすることが介護のプランと誤りがちですが、本当は食べれても食べたくない時は食べない。動けるけど行きたくない所には行かない。私達も本当にそうです。だから、食べさせるという栄養だけに偏るのでなく、~したいという意欲へつなげるケアが大切です。通じるものを感じます。
7お話しが楽しい!!あっという間の研修でした。ありがとうございました。
8人間が人間らしく、死ぬことを、今日はあらためて、聞く事が出来ました。在宅でのみとりは家族の方の負担がとても大きいので、先生のような方がそばで助言してくださればとても心強いと感じました。
9当市(豊中)には、在宅ホスピスに力を入れている事業者(介護の)が一つもありません。先生のお話をお聞きし、頑張っていこうと思いました。ありがとうございました。
10とても著名な先生にも関わらず、今日初めてご講演を拝聴しました。実際に日々看取りをされている先生だからこそ、語られた重みのある、力のあるお話でした。ありがとうございました。
11資料も豊富で、パワーポイントも見やるかったです。(字が大きい)
12やがてむかえる「母の死」について、大変勉強になりました。
13現場ならではのエピソードを具体的に話してもらいたかった。
14会場全体が一つになっていた様に思います。参加者の皆様から活気にあふれ「力」を感じました。吸収して帰りたいと思います。元気になりました。
15現場の仕事の中で役立つ内容であったし、自分が行っていること一つ多少でも裏づけを頂いたように思う。
16医療の裏舞台を分かりやすくお話ししてくださった。私達は知らないことが多い。そして知らないがゆえに医者の言いなりになっている。かしこくならねば・・・
17学生なのでまだ現場に出て働いていないが、内容は分かりやすかった。
18今現在の医療状態、医師の立場を知ることができた。
19話しをきいていて、難しい部分もあった・・・。
20初めて参加させて頂きました。知らない事も沢山ある中、資料等もたくさんあり、先生のお話を思い出しながら、ゆっくり勉強できる。また、お話しも分かりやすくて、楽しく拝聴できた。スクリーンの下が見にくかったたので、もう少し上で、全体が見たかった。
21分かりやすい
22大変に分かりやすかったです。
23日本の医療界での問題を、直接医師から聞くことができた。
24リビングウイルの法整備の不足について痛感しました
25時間を延長してお話してくださり有難うございました。人間味のあるお話し
26たのしかったです。尼崎に義父母がいます。何かの折はよろしくお願いしたいです。
27看取りに関しての話しがすごくよかったです。
28自分の心の中で普段から思っていた事、等々、・・・
はっきりと整理できた様な気分です。
29地域医療で頑張っている診療所のケアマネをしています。先生の講演の内容をお聞きし、大満足しました。365日24時間年中無休。一度クリニックに見学に行きたいと思います。
30訪問看護が好きで、在宅が好きでNSをしていましたが、この春、色々な事情により、NSを辞めます。しかし、先生の尊厳死の話を聞き、いつか又、地域のために働けたらと思いました。再度ケースをしたいと思わせて下さりありがとうございました。
31実家の母親の介護、その先の看取りに役に立てたいと思いました。
33病院勤務医と町医者の考え方の違い
34実母の介護を在宅で16年間しました。アルツハイマー型認知症でした。胃ろうはしなかったのは母の死生観を尊重したからです。先生のお話を聞きながら、母との介護生活を想い出し、胸がキュンとなりました。
37基調なお話(どこでも(不明)聴けない)を聞かせて頂き出席させて頂いてよかったと感謝しています。
38輝いている医療を歩まれている講演
40自分の両親も80歳をすぎ、終末期をどうすごすかを具体的に考えなければいけないが、別世帯にすんでいるので、病院で終末を迎えるのは安心だと思うが、本人たちが死を迎えるにあたっては自宅で迎えたいと思う。その上で在宅医療の具体例を示してくれて良かった。家族として本当の姿は何なかを反省させられる講演でもありました。
41話を聞いててとてもわかりやすかったです。在宅医療のことを話しが聞けて勉強になりました。
43ホームヘルパーなので本以外に知識取得が出来ないため。
44久しぶりに胸がスカッとしました。
46話し方が解りやすい
47お話が聞きやすい。人の心をガッチリつかむ話し方。
48先生のお話を聞かせていただき、医師のイメージが多少変化しました。先生のような医師はまだ少ないと思いますが、先生のように医師も歯車のひとつとして患者(利用者)に向き合い人ひとりの尊厳について考えていける医療・福祉の連携をつくっていけること取り組んでいきたいです。
5220年前から特養での看取りをしていました。(末期がんの方含む)。マインドの共有化、制度、法律、家族の経済面など共感することばかりでした。
53話がおもしろく、楽しい。事実を話しておられるから。
54今後も役立つ知識と介護職のあり方を再度考える機会を得たから。
55専門的な内容について、難しい部分も多かったので、時間的に足りないと感じた。講義についてのプリントも欲しいと思いました。
57看取りとあまり知らなかったのを、面白ろ、おかしく話してくださったので、満足しています。
59意識の高い方々が多く集まり、長尾先生の熱い講演を聴け、今後頂いたパワーが何倍にも拡がるように思います。
60楽しいお話の中で、大切なことがたくさんありました。ありがとうございました。
61社会全体に対して大きな愛がある。
63延命治療の弊害もよくわかったので。
64ざっくばらんな本音を聞けて良かったです。
65新しい発見があった。Drの人柄がよかった。一所懸命さ、誠実さが伝わった。こんな地域医療するDrがふえてほしい。
66・地域を病院とみなすケアの「地域包括ケア」の必要性
・多職種の連携などなど一言一句が参考になりました。
68医療・介護の保険の側面と、マインドの側面から、多職種の(看護と介護)連携・協働を考えています。が・・・看護の世界でなかなか伝わりにくく、困っていたところです。先生のお話で力づけられました。心から感謝しています。ありがとうございました。
70家で急変した時は、救急車ではなくかかりつけ医(24Hではないので)、又は時間外なら訪問看護師さんに連絡しないといけない。
71長尾Drの前向きなお話しに元気づけられました。
73知らなかったことを聞けたので良かったです。
あとお医者様でがんばってる人がいると思うと、ホッとします。
74講演者との距離感を短く感じるまさに「ライブ」でした。普段では知りえない医療のウラ事情をお聴きしたことからは、医療を受ける場合に、ただ受け手であるのでなく、自分の意思を主張できようになるべきと認識できた講演会でした。

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この記事へのコメント

これらの生の声は現場を預かる福祉職・介護職・ケアマネジャー・ナース、そして介護をする家族の悲痛な叫びです。長尾先生のあたたかで包み込むようなお声と、熱い、嘘のないお話が参加者の琴線にふれたのだと思います。湧き出た市民の声です。知らないことのなんと多いことか、また、なんと知ろうとしなかったのか・・・皆、長尾先生のお話で目が覚めたようです。

Posted by 岡村ヒロ子 at 2012年04月05日 11:21 | 返信

■アンケートに答えて下さった方がこれだけ多数おられたことにびっくりです!
■またその感想を質問毎に、このような一覧表にまとめて下さった主催者側の行動力にも感動しました。アンケートは行っても、なかなかここまではしてもらえません。

■心に残ったことへの感想#65(プライマリケアは必要なくなる?)が良く理解できませんでした。

Posted by 梨木 at 2012年04月05日 11:29 | 返信

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