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この世に1人も理解できる人がいない規則
2012年04月23日(月)
先日の医療介護同時改定を解説して頂いた専門家の言葉が忘れられない。
「このような規則をちゃんと理解できる人は、もしかしたら一人もいないのでは?」
そんな訳が分からない規則に縛られて毎日喘いでいる私たちは、原点を忘れそう。
「このような規則をちゃんと理解できる人は、もしかしたら一人もいないのでは?」
そんな訳が分からない規則に縛られて毎日喘いでいる私たちは、原点を忘れそう。
今回の改定で一番分かりにくいのは、
施設入所者への外部からの報酬。
連携加算も理解できない点が多い。
我々がよくわからない規則を、
患者さんに説明もできなければ
理解を求めることもできない。
日々、規則で苦労することの連続。
・鍼灸やマッサージの同意書を持ってくる方
・湿布や眠剤やビタミン剤を大量にねだり、出さないと暴れる方
・ささいなことでも、病院を多重受診しそれを止めると怒る方
・入所している施設、入院先への往診を依頼される方
・外泊中なのに診療所に往診を依頼される方
これらは、国民が医療の仕組みを知らないことに起因する。
決して医療者の説明不足ではないはずだ。
医療者を規則で締め上げるよりも国民への啓発が先だと思う。
これ以上、医療者を規則で締め上げても、不毛だと思うのだが。
先週、規則の専門家が発した言葉が頭に残った。
「この世に理解できる人が一人もいない規則」に
縛られるために、医者になったのではない。
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この記事へのコメント
>国民が医療の仕組みを知らないことに起因する。
>決して医療者の説明不足ではないはずだ。
先生のこのご意見に賛同します。
訪問看護も医療と介護の整合性がある程度はかられましたが、
整合性のないものもまだまだ多いので、非常にわかりにくいです。
訪問看護が必要かどうかは、医師が決定できるときにきちんと決定すべきです。
訪問看護は「医師の指示のもと」に提供される医療サービスであることが、患者さんやケアマネジャーや医療機関の医師や看護師に理解されていません。この傾向はますます強くなっているように思います。このことは、先生のご意見に関連していると思い投稿しました。
Posted by 訪問看護師 at 2012年04月24日 12:44 | 返信
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