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介護3施設入所者への往診

2012年04月23日(月)

入院中の患者さんが外来受診されたり、往診を頼まれる場合がある。
できないことはないが、相当、めんどくさい手続きになるので断っている。
同様に、介護3施設入所者への往診を頼まれることもあり、困っている。

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特養に外から入れるのは、末期がんのみ。
それ以外は、外部からは入れない。

施設に不満があり、自宅に外泊中の患者さんの往診を頼まれた。
もちろん、断った。

御家族は納得しない。
施設長は、往診はダメだが、外来ならいい、と説明したそうだ。

私は、嘱託医に相談するように説明するが、納得されない。
「医者は居るが、一度も診てくれない」

これは、療養病床に入院中の患者さん家族からも、よく言われる。
そんなことを言われても困るのだが・・・

そんな説明で、相当な時間が取られる。

医療が外付けになっている、グループホームにも
必要な訪問看護が入らないので困っている。
ケアマネも形だけの訪看も、「内づけ」だから。

高専賃も悲惨だ。
まず、医療のフリーアクセスが無い。
変な契約書にサインさせられている。

コミュニテイケアの2月号にも書いたが、
ショートステイ中に訪問看護が入れない現実も辛い。
どうしろと言うのか。

結局、多職種連携を謳いながらも、
連携を拒んでいる「縦割りの規則」のせいなのだ。

photo37.JPG 規則が連携を拒んでいる現実に対峙できない
国のシステムこそ末期的に思える。
複雑な規則が在宅参入の壁を高くしているだけだ。

老人と家族が困っても、規則が邪魔をする現実。
医療と介護の連携を言う前に、
「規則の整理」、「規則同志の連携」を求めたい。

現場の声を聞かない行政の責任は大きい。
被害者は、患者さんだ。
末端の声が少しでも届いて欲しい。

 

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