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経鼻栄養で転院

2012年05月08日(火)

神経難病の患者さんが食べられなくなったら、人工栄養の適応がある。
家族との相談で、胃瘻を入れることが決まった。
しかしその病院では胃瘻を入れてくれず経鼻チューブのまま転院することに。
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ご家族は延命治療を選択された。
胃瘻作成のための入院だったはず。
しかし胃瘻は作成されなかった。

主治医は胃瘻が怖いとのこと。
だから経鼻で様子をみたいと。
そしてそのまま転院の時が来た。

一般病床から療養病床へ転院。
そこで胃瘻を入れてもらうつもりなのか。
何のための入院だったかサッパリわからない。

在宅へ帰る予定で入院したが、退院時には
療養病床への転院しか頭にないようだ。
在宅という選択肢は、いつも忘れられる。

胃瘻も忘れて
在宅復帰も忘れている急性期病院。
まあ、これが普通なんだろう。

photo53.JPG 最近、胃瘻を勧めず経鼻栄養を勧める勤務医が多い。
一見、簡単だからだ。
しかし、実際はトラブルが多い。

ああ、もったいない。
QOLを重視した医療であって欲しい。。
しかし外野は口出しできないのでここで書くだけ。

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この記事へのコメント

母の胃ろう手術を受ける直前の説明時に、胃ろうと鼻チューブの違いを対比してわかりやすくまとめて文章化されたものを読みました。
それを読み比べて見ると胃ろうが鼻チューブよりあらゆる点で勝っているのがよくわかります。
少なくとも御本人にとっては断然胃ろうが楽なようですね。
その時々の諸事情でそれぞれのご家庭の選択があるのはわかりますが、中には確信犯的な選択もあるのははたで見ていても気が重いものです。
親戚同士でもなかなか意見できないジレンマを私も多々持っています。先生の御苦労とは比べ物になりませんが・・・。

Posted by チズ at 2012年05月09日 07:48 | 返信

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