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もらわな、そんそん
2012年05月14日(月)
生活保護の患者さんへの向精神薬の重複投与の警告文書が役所から届いた。
私のクリニックを含めて4ケ所から眠剤が処方されている患者さんがいた。
生保問題にとりあえずメスが入ったことはいいこと。今後の展望を提案したい。
私のクリニックを含めて4ケ所から眠剤が処方されている患者さんがいた。
生保問題にとりあえずメスが入ったことはいいこと。今後の展望を提案したい。
もらわな、そんそん!
それがまかり通る世界。
そこに住んだらどうなるのか?
自分自身を考えたら、自信がない。
だから、医師ばかりを責めてもしょうがない。
患者さんに聞いても、他の医療機関を言わない場合もある。
いくら時間をかけて尋問しても限界があることを指摘したい。
また向精神薬に限らない。
これ以外に、おねだりが多いお薬を挙げておこう。
1 湿布
2 風邪薬
3 ビタミン剤
4 うがい薬(予防薬)
5 ヘルペスの薬(本人が言い張る)
お薬は全く、「ただ」なのだ。
もし世の中のレストランが全部無料だったら、どうなるのか?
ホテルのレストランに行って、ステーキやお寿司を注文するだろう。
友人の分もお土産に持って帰るだろ。
お腹が減ってなくても、注文はするだろう。
対応が悪いレストランなら、コップを投げつけて、
「こんなレストランには二度と来るか!」と言うかも。
そして別のレストランに移るだろう。
なにせ、日本中のレストランが、全部無料で食べ放題なのだ。
日本の生活保護制度は、ごく一部かもしれないが、こんな状態なのだ。
普通の患者さんでも、うがい薬を毎月おねだりする方がいて、説明に苦労する。
タダという制度が、大なり小なり、モラルハザードの崩壊を引き起こす。
どうすればいいか?
生活保護の患者さんを専門に診る
医療機関を指定すればいい。
在宅医療もそこが行う。
その医療機関には、勉強のため若手の医系技官が1年間出向する。
もちろん在宅医療もやる。
孤独死も診てもらう。
一方、年配の医系技官には、診療所長として年収3000万円で
天下りして頂き、外来診療を担当してもらう。
大変な仕事だから、これくらいは当然だろう。
厚労省直轄だから、重複投与の問題も起きないし、監査も不要。
モンスター生保も少しは教育される。
厚労省は現場を知ることで、おおいに医療政策の参考になり制度設計に活かせる。
どうだろうか?
開業医が生保診療に疲れていることを知って欲しい。
開業医だけが悪いわけではない。
悪いのは「なんでも無料」という制度だと思うが、
いかがだろうか?
それがまかり通る世界。
そこに住んだらどうなるのか?
自分自身を考えたら、自信がない。
だから、医師ばかりを責めてもしょうがない。
患者さんに聞いても、他の医療機関を言わない場合もある。
いくら時間をかけて尋問しても限界があることを指摘したい。
また向精神薬に限らない。
これ以外に、おねだりが多いお薬を挙げておこう。
1 湿布
2 風邪薬
3 ビタミン剤
4 うがい薬(予防薬)
5 ヘルペスの薬(本人が言い張る)
お薬は全く、「ただ」なのだ。
もし世の中のレストランが全部無料だったら、どうなるのか?
ホテルのレストランに行って、ステーキやお寿司を注文するだろう。
友人の分もお土産に持って帰るだろ。
お腹が減ってなくても、注文はするだろう。
対応が悪いレストランなら、コップを投げつけて、
「こんなレストランには二度と来るか!」と言うかも。
そして別のレストランに移るだろう。
なにせ、日本中のレストランが、全部無料で食べ放題なのだ。
日本の生活保護制度は、ごく一部かもしれないが、こんな状態なのだ。
普通の患者さんでも、うがい薬を毎月おねだりする方がいて、説明に苦労する。
タダという制度が、大なり小なり、モラルハザードの崩壊を引き起こす。
どうすればいいか?
生活保護の患者さんを専門に診る
医療機関を指定すればいい。
在宅医療もそこが行う。
その医療機関には、勉強のため若手の医系技官が1年間出向する。
もちろん在宅医療もやる。
孤独死も診てもらう。
一方、年配の医系技官には、診療所長として年収3000万円で
天下りして頂き、外来診療を担当してもらう。
大変な仕事だから、これくらいは当然だろう。
厚労省直轄だから、重複投与の問題も起きないし、監査も不要。
モンスター生保も少しは教育される。
厚労省は現場を知ることで、おおいに医療政策の参考になり制度設計に活かせる。
どうだろうか?
開業医が生保診療に疲れていることを知って欲しい。
開業医だけが悪いわけではない。
悪いのは「なんでも無料」という制度だと思うが、
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この記事へのコメント
厚労省にサーバーを置いて、各個人別のカルテをそのに保存して
医療機関は受診時にそこから取り出して診察後に保存。
Posted by kawasaki at 2012年05月14日 10:37 | 返信
私も以前生保患者を訪問治療歯科医の付添をしていましたが、厚かましく何事においても強引要求するし感謝の気持ちなど全然なく当然やという態度、100%に近いほどの人がそうでした、嫌気がして辞めました。反対に豊中の医者ですが内科で診てもらって治療が終えると、他の悪いところあると目、耳、歯治療を勧められた、普通検査は具合悪いところだけ検査するのにすべていたるところの検査をする、生保者本人もそこまで不要だと言ってました。悪徳医者も居ることは事実です。改善するには先生のご意見、橋下大阪市長よく似ていますが大変良い案だと思います、反対勢力もあり、いろいろ難しいでしょうが、このままでは破たんが目に見えてます・
Posted by 野手昭 at 2012年05月16日 03:22 | 返信
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