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デイ加減

2012年05月16日(水)

デイサービスは、行けばいいってもんじゃない。
その人に合った時間と回数を模索することが肝要だ。
いい加減で過ごせるデイの頻度のことを、「デイ加減」と言っている。
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週5回行っていた(行かされていた)87歳認知症患者さんのデイサービスを一旦中止した。
1ケ月後、見違えるように元気になった。
そこで、週1回だけ半日のデイサービスを再開した。

97歳の方は、週3回をゼロにした。
するととても元気に復活した。
「デイ中止療法」と名づけた。

行けるなら、週に1回は行かせたい。

その理由は
・風呂に入れる
・1週間のリズムができる
・介護者が週に1日休暇がとれる

それでも、最期の最期は、デイに行かなくなる。
正確には、行けなくなる。
枯れるように、デイから離れていく。

五木寛之の林終期に対抗するならば、
最期の家終期。
まあ、辛いならば止めたほうがいい。

在宅療養の要は、デイとの付き合い方にある。
それぞれの性格と、それぞれの病期に合ったデイライフ。
「湯加減」と同じように時折、「デイ加減」を見直すことも大切だ。


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この記事へのコメント

しかし、ケアマネさんの殆どが「自社率」という言葉で会社から強いプレッシャーをかけられています。
当該ケアマネさんも自分の生活がかかっていますから、解雇をおそれてやりたい放題に
デイに通わせていますよ!

by うちの嫁より

Posted by kawasaki at 2012年05月17日 12:05 | 返信

ある主婦が母親をデイサービスに行かせました。お風呂もお願いしたのですが、いつも一番最後でした。新参者だからと我慢していましたけど、後から、新しい利用者が来ても、いつも、彼女のお母さんが最後でした。
お母さんが、その事を不満に思っていたので、別のデイサービスを、あちこち捜しました。
だいぶ遠くになるのですがあるデイサービスを見学して、納得がいったので、そこに喜んで通っていらっしゃるそうです。
私も、父をある病院から脱出させようとして、車の助手席に乗せたところ、脊椎圧迫骨折だったので、非常に痛がりました。
すると、病院のアプローチの後ろの車から、女の人と男の人が駆け付けてきて、「背もたれを倒しなさい。圧迫骨折の方は背もたれを倒さないと、痛いですよ!」と二人で、背もたれを倒して下さって、父も助かりました。私は恥ずかしいやら、ありがたいやらで、「あ、どうも済みません」と言ったきりでした。二人は、「それじゃ、気お付けてお帰り下さい」と言って軽自動車で立ち去りました。私はお礼も申し上げずに、ボーっとしてしまいました。軽自動車には藤寿会星花苑と書いてありました。主婦のお母さんも同じ、デイサービスでした。藤寿会星花苑の皆さんその節は大変お世話になりました。

Posted by 大谷佳子 at 2012年05月17日 01:25 | 返信

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