- << 元々、医者といえば総合医
- HOME
- 個別の案件には・・・ >>
このたびURLを下記に変更しました。
お気に入り等に登録されている方は、新URLへの変更をお願いします。
新URL http://blog.drnagao.com
「尼から連携の会」で出た介護現場からの意見
2012年05月23日(水)
毎月、当院の会議室でケアマネと介護職等合同の勉強会を開催されている。
「尼から連携の会」。私は最後の15分だけ登場してお話をさせて頂いている。
今月の勉強会で、現場から出たご意見のまとめをアップさせていただく。
ケアマネや介護士の悲鳴が聞こえてくるようだ。
現場の意見にこそ大きな政策ヒントがあると思う。
5月18日(金)尼から連携の会
今回の介護保険改正後の意見交換会での参加者皆様の生の意見。
【訪問介護】
*生活援助90⇒70分、60⇒45分 説明を、ケアマネやサービス提供責任者が
実施するも
時間減少を理解が難しいのは、利用者だけでなく、訪問介護員も
多々いる。
(時間短縮したケースでも一か月経ち元のプランへ変更したケースもある)
*絶対的にケアとして必要な時間は削れないが、一律的な時間提供しか
できない場合
してくれる事業所へ変更せざるをえない。
*ヘルパーとの交流(コミュニケーション)する時間が減少した。
*処遇改善費などの経済負担がふえているにも関わらず、
サービス時間が減ったと苦情が多い。
*訪問前の事前買い物が認可されたが、混乱が起きている。
*今回の改正での、時間については国が説明して欲しい
(前向きな意見)
*今まで、時間短縮したかったケースにおいては削ることが容易にできた。
【訪問介護 経営者】
*提供時間内にサービス終了できず、延長した事で限度額超過となり
ケアマネには苦情言われ、
*45分(-15分)、70分(+10分)を訪問介護員の時給計算しにくく、
事業所運営が難しい
*地域加算が上がった(西宮市など)市町村においては、
処遇改善費が算定可能な状況でも
立った涙ぐましい努力をしている。
【通所介護】
*7~9時間となり家族のレスパイトとなったが、送迎時間の手間取りや
利用者自身に疲労や不満が家庭内不和や他の病気になっている。
【福祉用具】
*計画書作成義務となり、業務負担となっている。
(前向きな意見)
*計画書を文章化することで目標設定等においてはプラスになっている。
【ケアマネ】
*24時間巡回訪問介護・看護実働していない現状に困っている。
実働できない問題点を考えていくべき。
*様々な制度や料金体系が変わるのを利用者様に説明理解して頂く
のが大変だった。
家族様からの納得できないという声が多く・事業者・利用者間で苦脳している。
国が制度について国民に説明して欲しい。
*利用者様に必要な時間であれば、今まで同様、生活援助90分を
ヘルパー事業所に依頼するが、事業所によって
ばらつきがあり、プラン作成に支障がでている。
*医療行為(痰吸引・胃ろう)について、講習を受けることヘルパー対応が
可能となったが、施設介護職員優先にて、在宅ヘルパーが講習を受けれる
体制が
登録できている事業者を捜しまわり、近隣で可能な事業者がほとんどない事
に困惑した。
*訪問看護の緊急時加算・特別管理加算が居宅療養管理指導同様に
単位数外(枠外)の算定になったが、給付管理上チェックできない。
問題は起こってこないのか疑問。
- << 元々、医者といえば総合医
- HOME
- 個別の案件には・・・ >>
このたびURLを下記に変更しました。
お気に入り等に登録されている方は、新URLへの変更をお願いします。
新URL http://blog.drnagao.com
この記事へのコメント
夢と希望と未来が持てるような、そんな福祉、介護業界になればと願いつつ、
ヘルパー養成講座の講師をしています。
Posted by 社会福祉士 河本健二 at 2012年05月23日 03:32 | 返信
コメントする
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL: