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尊厳ある死

2012年06月10日(日)

今日発売の月刊文藝春秋7月号を読んで頂きたい。
毎度だが有意義な記事が満載だ。
表紙には、「尊厳ある死」と書いてある。
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「尊厳ある死」とは、まさに「尊厳死」のことだ。
日本尊厳死協会副理事長を拝命した直後に、この記事とは。
一昨日には、東京の弁護士さんたちに尊厳死の説明をしたばかり。

特集記事の中に、熊田梨恵さんが書かれた
「全国60万人の胃ろうは、悪か?」という文章は必読だ。
私も、2回登場している。

その前の、岡部先生の「お迎え現象」も実に興味深い。
私も同じような経験がある。
岡部先生の言葉は飾らないが重い。

水曜日からスイス。
しかし毎日が超ハード。
死の権利・世界大会に旅立つ前に、過労死してはちょっと格好悪い。

火曜日は、糖尿病の講演会の司会。
その後、東京からの先生との情報交換。
少し仮眠でそのままスイスへ。

何も用意できない。
宿も昨日、とってもらったばかり。

海外でも使える携帯に変えただけ。
たぶん、このブログもスイスから更新しているだろう。

海外に出るのは、実に数年ぶり。
忙しくて海外に出る暇が無かった。
しかし今回は、仕事がらみ。

患者さんには多大な迷惑をかける。
スタッフたちもも迷惑をかける。
公用と仕事を両立させるには、まだ若すぎるのかもしれない。

しかし、「尊厳死」はライフワーク。
全てを投げ打っても、尊厳死のために捧げたい。
尊厳死とは、尊厳生。
photo78.JPG
これは医学生の時からの、私の目的。
やっと、その目的に近ずける時が来た。
なんでも、30年かかる。

スイスから帰ったら、54歳になる。
尾崎豊の倍も生きてしまった自分が情けない。
しかしここまで来たなら、楽しんで過ごしたい。







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この記事へのコメント

「長生きよりも死ぬまで楽しく!」というタイトルの書評を読みました。
お医者様が書かれた本だそうで、長尾先生がおっしゃっている「尊厳生」と同じベクトル上にある考え方のように思いました。
http://book.asahi.com/ebook/master/2012060600004.html?ref=book

スイス行っていらっしゃいませ。
もし甘いものもお好きでしたら、スイスのチョコレート、おいしいですよ。

Posted by ノンノン at 2012年06月11日 03:15 | 返信

スイスですか・・・。例え、お仕事であっても、日本を離れるというのは先生をおおいにリフレッシュさせます、きっと。素晴らしい自然を満喫してくださいね。ブログは更新なさらなくてもいいですから・・・。数日間をスイスならではのご自分の時空間になさってください。尾崎豊の2倍も生きた?先生はもっともっと生きていただかないと困ります。尊厳死=尊厳生、ご自分の生を大切になさってくださいね。

Posted by 岡村ヒロ子 at 2012年06月11日 07:54 | 返信

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