監督と言っても、実に謙虚で礼儀正しい。
テレビのイメージと全く違っていた。
自然体でかつ熱い。

一緒に尼崎の下町を歩いた。
「監督、頑張って」と声をかけてくるひとがいる。
相当な有名人だ。

ある在宅患者さんのお宅にお邪魔した。
寝たきりの患者さんと御家族と楽しい会話をした。
ここでも実に気さくで優しい。

クリニックに帰り、診察室で対談した。
１時間半くらい集中して会話した。
「平穏死」をテーマにいろんなお話をした。

途中で私が映画「おくりびと」の話をした。
あの映画は医療者が一人も登場しないのがいい、と言った。
この一言に監督はすぐに反応した。

「そこに気がつく医者とは、先生はエライ！」とか
「あの映画は俺の弟子が監督したんだ」など、言って頂き
ますます意気投合した。

私は話をしながら、この監督さんを好きになった。
こんな感性を持った監督さんが本当にいるんだ！
とても嬉しくなった。

このロケは、テレビ朝日の「ワイドスクランブル」で放映されるという。
放映は９月になるらしいが、詳しい日程はまだ未定だ。
また本ブログでお知らせする。

今から楽しみだ。
テーマは、「在宅医療と平穏死」だろう。
とても嬉しい１日だった。