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求む、南相馬市で働く医師
2012年08月20日(月)
ちょっと切ないお知らせが流れてきた。
南相馬市でのお医者さん募集の広報だが、無念さを感じる。
どなたか若い医師に飛びこんで欲しい。
記事の内容は、いろいろ考えさせられることが一杯だ。
どなたか、いい後継者が見つかって欲しい。
南相馬市には、先月伺ったが、本当に平穏だった。
子供たちも元気に走り回っていた。
東大の坪倉医師の調査でも、大きな被曝は報告されていない。
以下、MRICから転載させていただく。
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私の体の現状と医師募集のお願い
この原稿は高橋亨平先生のブログ(2012/8/12)を転載したものです。
http://www6.ocn.ne.jp/~syunran/page02.html
福島県南相馬市原町中央産婦人科医院
理事長 高橋 亨平
2012年8月17日 MRIC by 医療ガバナンス学会 発行 http://medg.jp
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外なる敵と戦っている間にも、癌という内部の敵は決して手加減はしてくれなかった。そして又、抗がん剤の副作用に耐えられなく、もう治療はやめようと思い、やめてしまった人もたくさんいると聴いた。確かにその理由も分かった。自分でも、何のためにこんな苦しみに耐える必要があるのかと、ふと思う時がある。しかし、この地域に生まれてくる子供達は、賢く生きるならば絶対に安全であり、危険だと大騒ぎしている馬鹿者どもから守ってやらなければならない。
そんな事を思いながら、もう少しと思い、原発巣付近の痛み、出血、の緩和のため、7月25日から、毎日放射線治療を開始、通院している。
午前9時から12時まで自医院の外来診療、その後、直ちに車に乗り1時間20分かけて、福島医科大学放射線治療科へ、そこでリニアック照射を受け、直ちに帰り、3時から再び自医院の外来診療を6時まで、しかし、遅れる事が多かったので、最近は3時から4時に変更した。
そんな私の我侭に対しても、患者さん達は何も言わずに、ちゃんと待っていてくれた。それでも、多い日は100人以上、少ない日でも70人は下らない。
産婦人科医でありながら若き日の信念から、全人的医療(holistic medicine)を目指し、現在に至っている。
原発事故後、分娩できる施設が無かった南相馬市も、南相馬市立病院の産婦人科、西潤レデイスクリニック等今年の4月から分娩を開始した。
私の役割は終わったと思ったが、どうしてもという患者さんは断れない。もういいかなとふと頭をよぎる誘惑に、頑張っている20名の職員の笑顔がよぎる。
こんな医療法人誠愛会から全国のドクターにお願いがしたい。
こんな診療所ですが、勤務していただける勇気あるドクターを募集します。分娩は止めて、ももう大丈夫だし、婦人科、内科、消化器科、循環器科、総合診療科、なに科でも結構です。
広く学ぼうとする意思と実践があれば充分です。
癌と闘いながら、頑張ってきたが、あまくは無いなと感じることが多くなってきた。何時まで生きられるか分からない・・神の思し召すままに・・と覚悟は決めていても、苦しみが増すたびに、もし、後継者がいてくれればと願ってやみません。私の最後のお願い、どうか宜しくお願い致します。
※連絡は下記へ、忙しい時間帯は対応出来ない事もあります。
電話:0244-24-3355(自宅も、かしの木ホールも、職員寮も転送可能)
FAX:0244-24-6910
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