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内視鏡で取るべき大腸ポリープ
2012年08月31日(金)
時代とともに、医学も大きく変わる。
内視鏡で取るべき大腸ポリープの基準もどんどん変わっていく。
ある一定のコンセンサスの中で医療は行われている。
内視鏡で取るべき大腸ポリープの基準もどんどん変わっていく。
ある一定のコンセンサスの中で医療は行われている。
大腸がんの研究で、世界的に有名な佐野寧先生の講演を拝聴。
大腸ポリープの最新情報を教えて頂いた。
従来、腺腫性ポリープはがんの芽になりえるので取り、
過形成性ポリープはがんと関係無いので取らなくていい、
という考えが、常識だった。
しかし佐野先生が、右側の大腸にできる過形成性ポリープから
がんになった症例を見つけて、6mm以上の過形成性ポリープも
取るべきだと主張し始めた。
腺腫か過形成かは、内視鏡でみればすぐわかる。
ピットパターンは組織像を表している。
時代とともに、どんどん考えかたは変わっていく。
大腸ポリープの最新情報を教えて頂いた。
従来、腺腫性ポリープはがんの芽になりえるので取り、
過形成性ポリープはがんと関係無いので取らなくていい、
という考えが、常識だった。
しかし佐野先生が、右側の大腸にできる過形成性ポリープから
がんになった症例を見つけて、6mm以上の過形成性ポリープも
取るべきだと主張し始めた。
腺腫か過形成かは、内視鏡でみればすぐわかる。
ピットパターンは組織像を表している。
時代とともに、どんどん考えかたは変わっていく。
佐野病院院長 佐野寧先生
「過形成ポリープは前がん病変」
過形成ポリープ(Hyperplastic polyp)
は癌化しないと信じられてきた。
(1962年以来、byMorson)
しかし、現在は腫瘍になるという認識に変わった。
Adenoma
Serratede adenoma
ピットパターン分類、4分類。
右側結腸の過形成ポリープ
=プックラ膨らんだ過形成ポリープは
内視鏡切除の対象である。
SSAP
この10年
「大きな過形成性ポリープ」とも言われていた。
右側にある大きな過形成ポリープは、6mmでも癌化する
APCやP53のLOHが証明されている。
右側の大腸がんは、SSAPが起源かもしれない。
MIxed Polyp: 過形成と腺腫の合併例
右側の過形成ポリープは取るべき。
NICE分類
Type 1 hyperplastic
Type2 Adenoma
Type3 浸潤がん
切り捨て。
拡大内視鏡は病理を省く必要がある。
5mm以下のポリープをどうするか?
3mmのポリープの場合、
一昔前は7割の医師は放置。
現在は、7割の医師は取る。
6mm以上は取るべきだ。
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この記事へのコメント
私事で、恐縮ですが、今年の冬、胃腸外科で、大腸がん検査をしてもらう事になってしまいました。産婦人科は、いい女性医師がいらっしゃるけど、大腸がん検査は行ったことが無かったのですが、干し柿を食べ過ぎて、ひどい痔のなって、コープのアルバイトの主婦の勧められて、胃腸外科の来てしまいました。
「痔は大したことないから、大腸がん検査をしよう」と言う事になって、結果は、全く異常なしでした。胃腸外科の先生が「大腸壁がもの凄くきれいだけど、内科で、何の薬を貰ってるの?」とお聞きになるので、「オリザチームを頂いています。」と答えました。先生は「へえ、そんなものが効くかね?」と仰っていました。
顔がきれいだとは誉められた事ないのに、大腸壁がきれいだと誉められても、いい気分でした。
それで、母が、便秘と下痢を繰り返して、血液検査はいつも、貧血だったので、母にも、オリザチームを処方してもらったら、母の貧血も無くなって、便秘と下痢も止まりました。
Posted by 大谷佳子 at 2012年09月02日 02:22 | 返信
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