このたびURLを下記に変更しました。
お気に入り等に登録されている方は、新URLへの変更をお願いします。
新URL http://blog.drnagao.com
貧困とタバコ、学力とタバコ
2012年09月05日(水)
咽頭がん、喉頭がん、食道がん、肺がん、COPDの患者さんと毎日接している。
貧困とタバコの関係は有名な事実。(生活保護者の喫煙率は、73%と3倍高い)
一方、あまり表には出ないが、お医者さんの喫煙率も問題になている。
貧困とタバコの関係は有名な事実。(生活保護者の喫煙率は、73%と3倍高い)
一方、あまり表には出ないが、お医者さんの喫煙率も問題になている。
9月4日の東京新聞「たばこに対する医師の意識調査」より
(朝刊12面「暮らし」欄「医療クリップ)
「ケアネットが会員医師1000人に調査を実施」した結果、
医師の喫煙率は7.1%で、昨年9月から1.5ポイントの減少。
国民全体の喫煙率が前回の21.7%から今回21.1%と0.6ポイント減に
とどまったのと比べ、高い減少率・・・・・・。
「喫煙したことがない」医師は56.7%」
「喫煙者の保険料や医療費負担 額を上げるべきだ」に
賛成58.1%、反対が15.5%だったそうな。
医学部の学生に喫煙率はその大学の偏差値ときれいに逆比例すると
禁煙仲間のメーリングリストに流れていたが、医師はどう受け止めるのか。
「それを言うならお前のメタボはどうなんだ?」との声が
聞こえてきそうなので、これくらいにしておこう。
毎日、何人か、禁煙外来に来られる。
嬉しい限り。
難しい外来の中で、ホッとする瞬間。
COPD,閉塞性動脈硬化症などの患者さんに
日々、根気よく禁煙を説いている。
しかしこんな外来も、こんな説得も不要な日本になって欲しい。
喫煙は国力を弱めている。
国際問題も大切だが、国民の健康も大切。
ここで提案。
「メタボ健診」を「禁煙外来」に全面的に切り替える。
これぞ国益、
これぞ国民の健康。
このたびURLを下記に変更しました。
お気に入り等に登録されている方は、新URLへの変更をお願いします。
新URL http://blog.drnagao.com
この記事へのコメント
私の父は死ぬまで、タバコを止めませんでしたが、この間のケアネットに書いてあった様に、夜中に「泥棒が入ってくる!」と言って、寝言を大声で言ったり、死ぬ間際では「カーテンに地図が書いてある」とか、「壁に小さい虫がいる」と言っていたので、その時はハルシオンの副作用かなと思っていましたが、今思うと、レビー型認知症の始まりだったのかもしれません。
タバコは麻薬と同じくらい、嗜癖があると聞きましたが、タバコが嫌いになる薬はありますでしょうか?私はそんなに、吸っていなかったので、直ぐ止められましたけど。
禁煙パイポで、タバコは止められたけど、禁煙パイポが止められないという話も聞きました。
Posted by 大谷佳子 at 2012年09月06日 01:50 | 返信
コメントする
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL: