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都市部での介護保険の展開

2012年09月07日(金)

月1回開催される都市型看護介護医療連携研究会に参加。
地域ケア政策ネットワークの池田省三氏の講演を拝聴した。
かなり刺激的な講演だった。

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池田先生は、かなり辛口。
良く言えば本質をついているし、悪く言えば毒舌か。
どこか私と似ているような気がした。

膨大な講演資料は池田先生のオリジナル、とか。
数字が溢れていて説得力がある。
見出しの一部だけでも書きだしてみよう。

・日本の介護保険は贅沢に作られている
・海外では施設の介護費用は部分給付費の国が多い
・デンマークでは、要支援レベルの家事援助は隔週1回程度
・日本は低負担、高給付という不思議な国
・沖縄県がもっとも寝たきり
・佐賀県が最も元気
・大都市部は高齢人口が急増、施設は未整備
・要介護高齢者は人為的に作られるのではないか
・施設サービスは給付・負担とも優遇。
・特養は、要介護度の低い人の入所が問題
 要介護1、2を入れなければ、待機問題は即解決する。
・訪問看護は利用率が減少している
・認知症ケアの体系化が必要
・ケアマネッジメントの再構築ないしリセット
・中重度介護者の9割は同居者が存在
・世帯の所得と在宅サービス利用は関係ない
・担当者会議は不十分
・ケアマネージャーは過剰?採算がとれない
・ケアマネから看護職が撤退しはじめている
・これから10年間は後期高齢者が急増する
・零細企業乱立からの脱却、介護事業の近代化
・特養の内部留保は2兆円
・混合介護の推進・・・
photo135.JPG
楽しい懇親会だった。


まるで帰阪を待っていたかのような看取り。

アマゾン医学部門1位が3日間続いている。
信じられない。



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この記事へのコメント

いつも、分からないのですが「ケアマネジャーが過剰だ」という意見があるそうですが、一件当たりの金額が決められているのですから、過剰と言う事は無いと思います。
それより、利用者の数が多いのに、ケアマネジャーが少ないので、あまり時間を掛けて、ニーズや、デマンドを効率良く、聞けないのは問題だと思います。
全体のケアマネジャーの中では、介護福祉士の人数が絶対的に多いです。看護婦さんの数は少ないです。
私は一回目のテストに失敗して、介護保険法が良く分からなかったので、塾で教えて貰いました。二回目のテストに、受験したら、受かった人と失敗した人がいるとのことで、「ヘルパーさんが落ちたのですか?」と聞くと、事務に人が「それが、看護婦さんが大勢落ちたので、講師の先生も驚いています。原因は仕事が忙しいのと、専門職なので、眼科、耳鼻科、産婦人科、といった看護婦さんにとっては、介護保険に必要な基礎医学が忘れているか、基礎医学が昔より発展、進化していて、ついて来れなかったのでしょう。ヘルパーさんは、皆合格しました。」との事でした。看護婦さんの医療保険でのお給料が高いからだと言う意見もあります。
「介護福祉士が多くて、看護婦が少ないという現実は、おかしい!おかしい!」と言われても、介護福祉士や、パラメディカルとしてはどうして良いのか分かりません。
(お医者さんのケアマネジャーが少ない)のと、同じと考えたら良いのじゃないでしょうか?看護婦さんはお医者さんが訪問医療をするように、訪問看護をして頂いて、お給料を高くしたら、良いのでは無いかと思いますが、いけないのでしょうか?

Posted by 大谷佳子 at 2012年09月07日 02:43 | 返信

いろいろ考えましたけど、ケアプラン作成に掛る費用の総量が決められているなら、ケアマネジャーの人数は増やして、ケアプラン作成料は低くして頂いた方がましです。
所帯を持っていて、子供のいる、男性ケアマネジャーや、主婦ケアマネジャーは困るかもしれませんね。
来年か、再来年か、近い将来、ケアマネジャーのインターン制度が発足して、我々、実力の無いケアマネジャーは何年間か、無休で、見習いをしなければいけないようになるそうです。そうなると、ケアプラン作成に掛る費用の総量は抑えられて、ケアマネジャーの数は、増やせるかもしれません。
何れにせよ、世界大恐慌で、下手すると、アジア極東戦争になる可能性もあるご時世ですから、何でも有りです。

Posted by 大谷佳子 at 2012年09月09日 03:06 | 返信

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