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主任ケアマネは一人も拙書を知らず

2012年10月06日(土)

今日は午後から兵庫県主任ケアマネッ研修会で100人相手に3時間の講演だった。
拙書「平穏死・10の条件」を知っているか質問したら、見事に誰一人知らなかった。
認知率0%。 ちょっとショックだが10万部近く売れたといっても、こんなもんだろう。
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今朝の産経新聞の私の連載記事を読んだ人もゼロだった。
本を出しても、新聞に3年連載しても何のインパクトも無いことがよくわかる。
「平穏死」なんて、医者も看護師もケアマネも誰も知らない。

日刊ゲンダイ連載開始の「医者も知らない平穏死」シリーズなんて知るわけがない。
タイトル改め、「誰も知らない平穏死」にしようかとも思った。
まだまだやることがある、と感じた午後。

富士山に例えたら、まだ1合目にも達していない。
登山口にたどり着いたばかり。

m3comに取材していただき、岡山行きの新幹線に飛び乗った。
自由席は、乗車率130%で、通路にも人が立っている。
久々にウンコ座りしながら、このブログを書いている。

震災直後の3月20日ごろ、広島大学に講演に向かう時以来だ。
あの時は、原発事故でみんな西へ西へと逃げていた。
グリーン車も子供で一杯だった。

あの時の異様な光景を思い出した。
しかしさすがにウンコ座りが辛い年だ。

さ来年の在宅ケア研究会の打ち合わせ会に参加する。
全会員にこのような意見を言う場を提供する運営形式に感動しての参加。

明日は、朝一から和歌山だ。
日本尊厳死協会・関西支部大会。
朝からドキドキ。

明日も頑張ろう。

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この記事へのコメント

「ウンコ座りしながら、このブログを書いている。」

笑えますね(笑)

どんなに有名になっても、どんなにもてはやされても、ご自分を見失わない先生の信念を見る思いです
 m(_ _)m
どうぞこれからも死を迎えようとする人々の力となって、ご活躍いただけることを切にお祈りいたします。

Posted by 匿名 at 2012年10月06日 07:21 | 返信

がんばってください。
先生のブログに出会って「こんな考え方ができるお医者がいたんだ」って嬉かったです。
(失礼な言い方、すみません)

私は頭が悪いですし、もう頑張ることを諦めた医療従事者です。
先生のブログを見ていると、現場に戻りたいとも思いますが、
一度離れると怖くてなかなか戻れません。

先生のがんばり、影ながら応援しております。
講演会も機会がありましたら参加させていただきたいと思っています。

Posted by saki at 2012年10月07日 12:21 | 返信

昨日の匿名コメント「桜」です。
失礼しましたm(_ _)m

Posted by 桜 at 2012年10月07日 09:35 | 返信

(一般社団法人)介護支援専門員協会JCMAだよりに、第6回全国大会in青森の基調講演で(日本医師会の横倉会長は、ケアマネジャーと医療との連携強化には、「①主治医へのケアプラン報告の義務化、②初回カンファランスの参加の義務化とその評価、③主治医と専門医の二人主治医制、④施設におけるケアマネジメントの見直し、⑤介護支援専門員実務研修受講試験における医療系サービスにかかる設問の増加が必要である」と述べました。さらに、公平で、中立的なサービスを担保するために、ケアカンファレンスに他職種が参加する重要性を述べ、特に「退院後のカンファレンス」にあたっては、主治医の参加を義務付けるべきであるとの考えを示しました。
開会後の挨拶では、「介護支援専門員のあり方について議論が行われているが、介護支援専門員の皆さまには今後とも高齢者の尊厳を守り、地域での暮らしを守る要としてケアマネジメントの本質を念頭に置いて活動をお願いしたい」とのお言葉を頂きました。)と、載っていました。
それとは別のちらしには、「日本介護支援専門員連盟の申込書」が、入っていて(連盟の働きにより、自由民主党の公約にはケアマネジャーの国家資格化が盛り込まれています。)とのことでした。
写真には、平成20年12月11日日本ケアマネジメント推進議員連盟(尾辻秀久会長)による舛添厚労大臣への決議申し入れに同席して、21年改定について大臣に直訴!
と書いてあります。
私は木村会長のご努力に頭が下がります。ホントにお世話になっています。
でも、私自身が介護支援専門員協会の立ち上げを、兵庫県の社会福祉協議会に、何回も、お願いしたのは、大阪の介護支援専門員協会の習熟テキスト(医師薬出版)を読んだからなのです。ケアマネジャーの国家資格化と言う政治的な、話を聞くと、平成5年に鍼灸師会でも、「針灸単独法で、鍼灸医師を目指そう」と自民党の顧問を頼んで、運動をした鍼灸師会を思い出します。自民党に入党した人だけが威張って、入らない会員を退会に追い込んだり、自分より優秀な人を落としこんだり、商業高校卒の鍼灸師会会長が辣腕をふるいました。こういうのを、dēja-vu:っていうのでしょうか?いつか来た道。
鍼灸師が平成24年の今、鍼灸医師になっていますか?だまされたんですよ、自分の欲から。

Posted by 大谷佳子 at 2012年10月07日 05:49 | 返信

Shock! 兵庫県の主任ケアマネジャー100人が、「平穏死 10の条件」を知らない?ってことは、
誰も読んでないということ?ちょっと、信じられないけど…、そんなもんなのかなぁ、主任ケアマネって。
 わたしの利用者さんの家族が、新聞広告で知って、自ら注文して取り寄せをして読んでいるというのに。
忙しくて、それどころじゃないのかな…、お膝元の主任ケアマネがその程度だとすると、
>「平穏死」なんて、医者も看護師もケアマネも誰も知らない。
>日刊ゲンダイ連載開始の「医者も知らない平穏死」シリーズなんて知るわけがない。
>タイトル改め、「誰も知らない平穏死」にしようかとも思った。
>まだまだやることがある、と感じた午後。
そうですね、まだまだ、やることがあるのは確かなことですが、くれぐれもお体をお大事に、お願いします。

Posted by ゆいゆい at 2012年10月08日 12:39 | 返信

実は当日までに本を購入して、先生にサインをいただこうと目論んでいたのですが、私が覘いた書店に無くて「そのうちに・・・」と思っていながら当日になってしまい目論みは失敗に終わりました。昨年、石飛Drの講演を地元で聞くことが出来、その時参加してくださった地元のDrは変わりつつあるように思います。私の担当の人は胃瘻の人がゼロになりました。そして平穏死が当たり前になるには、Drの努力も必要ですが、本人・家族が死を自然のこととして受け入れる様になることが必要だと思います。その時にはDrは24時間365日の往診は必須ではなくなると思います。Drは「人はこの様にして死んでいくものだ。」と説明できれば良いのだと思います。癌であれ、認知症であれ、それに加えて寝たきりであれ、関わった人がハッピーな思い出を持てる利用者の人はみなさんそうでした。私はそうやって見送る為に亡くなった時に皆でガッツポーズをしてハイタッチが出来るチーム作りをしたいと思っています。

Posted by 10月6日の出席者の一人 at 2012年10月09日 09:42 | 返信

胃がんの父の緩和ケアをめぐって、どうする事も出来ない思いで打ちのめされています。

ここにきて、知人の医師の経営するホスピスを勧め始めている担当医。
どこまでも医師に対する絶対性から、私の思いには耳を傾けようとしない家族。
離れて暮らす肉親は娘でも部外者。
ガンの痛みどめの麻薬の使用は、最後は廃人になるなどと言うような医師でも、家族にとっては神の言葉。
肺気腫から来る咳と痰に苦しむ父に、医学的には必要がないと言われた酸素を簡易ボンベで吸わせることがそんなにも悪いことなのか。(父は楽になると喜んでいました)

先生の歩まれた道は険しく、目指す道はまだまだ遠いことを思わざるを得ない数日です。

Posted by 桜 at 2012年10月09日 10:43 | 返信

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