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介護職員さんの悪口を書いている訳ではない

2012年10月27日(土)

毎日、このブログに対するいろんな苦情を頂く。
書き込みも賛成派から懐疑派から憤慨派まで、それぞれ、いろんな意見がある。
決して、真面目な介護職員さんや医療者、個人の悪口を書いている訳ではない。
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介護職と言ったり、ヘルパーと言ったり、いったいどっちやねん、という抗議。

すみません。
介護の世界のことをあまり知りません。

しかし、ある施設で働いている人に「君は何の資格があるの?」って聞いたら
「何の資格も持っていません。無くてもここでは働けるのです」と言っていた。

ああ、また怒られそう。
ただただ、自分が見て聞いた事実を書いているだけだが、
事実を書けば書くほど、抗議が来る。

「みんな真面目にやっているのになんてことを書くんだ!!」とのお叱りが
また来るだろう。

しかしそのとうり。
大多数は真面目に努力しているので、一般市民の方は安心してください。
アホなオッサンが、偏った見解を書いているにすぎない、このブログです。

気分が悪くなる人が多いらしいが、できたら、見ることを止めたほうがいいです。
ブログを見なければ気分が悪くならない。
それは本当にそう思う。

私が書くのは、決して介護職員さんの悪口ではない。
そのシステムを作って運営している人の思想が気になるからだ。
指導者、経営者の思想は、不思議なくらい末端職員まで反映される。

それが、組織というもの。

フラクタリテイ。

神は細部に宿る。

だから、組織や団体の問題点を指摘して改善策を書いているつもりだ。
決して個人を責めている訳ではない。

どんな酷いと言われる組織でも、一人ひとりをみれば、
立派な人間から構成されている。
photo143.JPG
しかし組織になった途端に、違ってくる。
霞が関を見れば明らかだろう。

それが人間の性であろう。
しかし、その性が少しだけでも変わったら、
多くのひとが、幸せになるんじゃないかな?

そんな幻想のような想いで、オジン日記を書いているに過ぎない。





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※本ブログは転載・引用を固くお断りいたします。

この記事へのコメント

今朝から平田オリザの「わかりあえないことから コミュニケーション能力と何か」を読み始めています。27日の先生のブログを読んで「ありゃあ、まさにこれだわ」と思いました。日本人はコミュニケーションがとっても苦手な国民です。言葉不足なんて当たり前、表現力・推察力・思考力も決定的に足りない。単語でしか話さない大学生が増えているなんて泣けない話です。単語のやり取りなんてコミュニケーションではないですよね。裏を返せば18~22歳までの生活がそれで事足りたわけです。それって大学生のせい?そんな風潮を許しておきながら、世の就職先はこぞって「コミュニケーション能力」を求める・・・、若者にとっては相当きついですよね。大学がコミュニケーションの科目をカリキュラムに入れるのは世の流れというものでしょう。しかも、天下の大阪大学が先駆けてですよ・・・。
 先生、「オジン日記(?)」でどんどん起爆剤を投げて下さい。それは幻想でもなんでもない、事実は事実だと伝えてください。あとは読み手次第です。「すみません。介護の世界のことをあまり知りません」なんて潔く懺悔なさるドクターなんてそういません。反論はあって当然、人間100%なんてあり得ない。先生の言葉が足りない、変だと思ったら、読者は眠っている自分の脳を撹拌して、先生はこういうことがいいたいのかなと考えましょうよ。そして先生に建設的に反論し、お互いの思い・考えをやり取りしたいです。そのためのブログじゃあないのかしら?

Posted by 岡村ヒロ子 at 2012年10月27日 01:57 | 返信

私がヘルパー2級の免許を頂きたくて、研修に入った巨大特養でも、介護職は全員「ワーカーさん」と呼ばれていました。何よりも、実践力が大事だからじゃないかと思いました。
とにかく、施設で働くのは、かなり重労働です。仲間が休めば、自分の休暇は吹っ飛んでしまいます。そこで、5年間働けば、介護福祉士や、ケアマネジャーの受験資格が取れるのは魅力です。同じ施設で、交代で働くのに、何級の資格が有るか無いかはあんまり関係ないのではないかと思いました。要は、お年寄りの気持ちが分かる人でないと務まらないからでしょう。
私なんか、ヘルパー2級を取ったからって、何も分かりません。
でも、在宅介護のヘルパーさんは、責任があるので、ヘルパー2級以上の免許が要ると聞きました。
自動車の免許とか、医師の免許は無いと、危険ですけど。
以上は私の考えですけど、間違っているかも知れません。

Posted by 大谷佳子 at 2012年10月28日 01:34 | 返信

本日 先生の本を購入しました。
今までとにかく忙しい老健勤務の介護職員でした。
施設で亡くなる方は年間何人も居たのに看取るという教育も受けないままターミナルケアは看護士任せ。
点滴が皮下で漏れ 体交時に剥離する。褥創もできる。吸引の連続。
私達はその合間 排泄・体位交換 清拭などに訪れ
一言二言声を掛けるだけ。
体力的な限界が訪れ退職し グループホームの立ち上げに参加しました。
老健を退所させられた方が入所しました。
口から物を食べられない。
大きな声でわめくため きつい抗精神薬で座ることもできませんでしたが
家族様(本人が常々言われていたと)入院はせず このまま静かにと言われ
医療設備も何もないグループホームでの看取りとなりました。
バイタルが乱れ始めた次の日 亡くなったと知らせが来ました。
開業医も近くに居たので家族様も数日間一緒に泊りこみました。
入所後2週間でした。
お元気なころの状態を知っている職員も居り静かに見守る中でした。
口から水やうどんを3口ほど召し上がるときゅっと口を閉じ
それから数日後でした。
とても穏やかで綺麗な皮膚を見た時 なぜ以前の施設ではあれほど皮膚トラブル
そして長期にわたる点滴を施さないといけないのかと
改めて疑問に感じた次第です。
それが 先生の本を手に取るきっかけとなりました。
講演会など機会があれば参加させていただきたいと思います。

Posted by 菊菜 at 2012年10月28日 09:27 | 返信

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