アマゾンから先生の本が届きました！
今度の本の表紙は可愛いですね。活字もとても読みやすいです。
尼崎に通う電車の中で読ませていただきます。
うちの母のこともどっかに書いてあるかなぁ？

「胃ろうという選択、しない選択」出版、おめでとうございます！あまりにタイムリーな出版に運命的なものを感じています。実は2日夜、友人から悲痛な電話が入りました。頭部外傷で入院中のお父様の主治医から「傷は回復している。むせるので口から食べられないので高カロリーの点滴をしている。胃ろうにして老健に入るか、点滴のまま療養型医療施設に移るか、考えて欲しい」といわれたとのこと。「胃ろうってなんなん？いいの？悪いの？延命じゃあないと看護師はいってたけど、延命じゃあないってどういうこと？」かなり動転していました。（胃ろうのことを知らない人がいかに多いか・・・）胃ろうのことを簡単に説明して、ひとしきり話を聞いてから、酷かなと思ったのですが「お父様の最期をどうしてあげたい？」と聞きました。「好きなお酒をもう一度呑ませてあげたい、このままではあまりにかわいそう・・・。でも在宅は無理、ずうっとついてあげられないもの・・・」介護者が24時間365日べったりついているのが在宅だと思っているんだ・・・。サービスをたっぷり使ってお父様を支えることだってできる。サービスを整えるまで入院を延ばしてもらうか、一時的に療養型医療施設に移るか・・・。いろいろな方法がある。肝心なのは彼女が腹をくくることができるか否かだ・・・。いつも冷静沈着で聡明なキャリアウーマンの彼女が、どんどん弱々しくなっていく父親を前に、医師からはこれまで聞いたこともないことばかりいわれて、すっかり困惑している「もう疲れちゃった・・・、なんにも考えられないの・・・」と。「でも後悔だけはしたくない・・・、だけど思うようにいかない・・・」。お医者さん、もう少し聴き手の胸の内を思い図って丁寧に言葉をかけられないものでしょうか・・・。
　受話器を置いてからも彼女の声が残る、私に何ができるだろうか・・・。彼女の代わりに先生の本を読みます。