業界用語で、”ムンテラ”という。
言葉で説明し、納得してもらうという”治療法”のこと。

”ムンテラをかます”、という。
これは大阪便なので、関東ではなんていうのかな？

そのムンテラをかまして回るのが、このお正月。
遠くの長男、長女がみんな来ている。
普段話せない家族と話せる貴重なチャンスだ。

家族との意志疎通が、ザイタクの命。
時間がかかるが、必要な労力。
しかし朝から晩まで同じことをしゃべるのは疲れる。

自作の冊子や新聞に書いた記事などを使って
あの手、この手で”ムンテラ”をかましている。

日本において家族の比重は高い。

欧米は自己決定権の文化。
一方、日本は阿吽の文化。

阿吽においては、本人と家族の合意に寄り添うことが大切。
だから、”ムンテラ”が必須となる日本の医療。

医師はムンテラのために存在する、と言っても過言ではない。
”ムンテラ”は、訴訟リスク軽減対策でもある。

何といっても、訴えるのは、常に「家族」。
本人は満足していても、天国にいるので言えない。

東宝映画「終の信託」を観れば、よく分かる。
訴えるのは常に家族。

【ＰＳ】
関東地方にお住まいの、遠くの長男、長女の方には、
以下のラジオを聞いてみてください。
いや、どなたでも、聞けるひとは聞いてください。

わずか５分間という短いトークですが、
「平穏死」について、分かりやすく話をします。

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1/7(月)～11(金)の早朝　長尾和宏医師がラジオに出演します

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http://www.1242.com/program/asa/info/

AMラジオのニッポン放送（周波数1242kHz）

月～金　朝5時～8時放送                                

「高嶋ひでたけのあさラジ」

「ラジオ人間ドック」（5時50分～5分くらい）というコーナーに

1月7日(月)～11日(金)　長尾和宏医師が出演します。

 

※関東地方のみ聴取可能です。（他地域では電波が届きません）