ベランダ喫煙に賠償命令

http://www.oita-press.co.jp/worldSociety/2013/01/2013010901000828.html

　マンションのベランダで吸うたばこの煙で体調が悪くなったとし

て、住民の女性（７４）が階下の男性（６１）に１５０万円の損害

賠償を求めた訴訟の判決で、名古屋地裁は９日までに、男性に５万

円の支払いを命じた。判決は昨年１２月１３日付で、すでに確定し

た。

　原告側の代理人弁護士は「受動喫煙をめぐる訴訟で、原告が勝訴

するのは極めて珍しい」と話している。

　判決理由で堀内照美裁判官は「女性がやめるように重ねて申し入

れたのに、男性はベランダでの喫煙を続けた」として、女性の精神

的損害を認めた。女性は帯状疱疹が出たと主張していたが、受動喫

煙との因果関係は認めなかった。

 

【２０１３チャレンジ　今年こそ！】

（２）禁煙　「絶対やめる」強い意志持とう

http://sankei.jp.msn.com/life/news/130107/bdy13010707410000-n1.htm

　「たばこは絶対やめられます。諦めないで今年こそ禁煙に取り組

んでほしい」と話すのは、今年で禁煙歴３６年となる「タバコ問題

情報センター」（東京・飯田橋）の渡辺文学代表（７５）。日本社

会に禁煙を広めた立役者といえる渡辺代表だが、１９～３９歳の２

０年間はハイライトを１日６０本吸うヘビースモーカーだった。

火はつけない

　かつては多くの喫煙者と同様、たばこをやめたいと思いながら、

「吸わないと仕事が進まない」と喫煙を続けていた渡辺代表。スピ

ード違反などで車の免許が１年間取り消しとなった日の夜、「たば

こを１本吸うと５分３０秒寿命が縮まる」という英国の研究機関の

発表をテレビで見て、禁煙を決意した。免許取り消しがきっかけと

なったのは、車の運転もやめたいと思いながら仕事を言い訳にやめ

られなかったからだ。

　禁煙の方法は、吸いたくなったらたばこ１本をくわえ、火をつけ

ないで空気だけ吸って箱に戻す。これを約１０日続けたところ、

「たばこを吸いたい」と思う回数が減った。また、「今日も吸わな

かった。明日も頑張ろう」と、吸わないことが楽しみになってきた。

　ただ、たばこをくわえることで再び喫煙したい欲求にかられる人

もいる。「禁煙指導をしている医師からこの方法で禁煙できたのは

特殊なケースだと言われた。禁煙法の効果には個人差があるので、

一つの方法でだめなら別の方法にチャレンジしてほしい」と渡辺代

表。

気分転換が鍵

　禁煙成功者から聞いた成功体験を分析すると、禁煙中に吸いたく

なったときにうまく気分転換できるかどうかが鍵のようだ。気分転

換の方法は、深呼吸する▽散歩する▽本を読む▽歯を磨く▽うがい

をする－など。中でも歯磨きは眠気も取れ、口の中がさっぱりする

のでおすすめだ。

　禁煙を始めたら１～２カ月は酒席は避ける。お酒が入ることで

「１本ぐらいならいいか」と気が緩むためだ。仕事上、どうしても

避けられないときは、せめて喫煙者の隣に座らないようにする。接

待相手が喫煙者の場合は難しいが、複数の参加者がいる場合は非喫

煙者が陣取る席に座るようにしたい。

　経済的メリットを計算するのも手だ。たばこ代１日４００円とす

ると１カ月で１万２千円、１年で１４万４千円。喫煙でこれだけの

お金を煙にして燃やしていると考えれば、たばこをやめようという

気にならないだろうか。

　喫煙の害について正しい情報を知ることも大切だ。がんや脳梗塞

などのほか、ヘビースモーカーに多いＣＯＰＤ（慢性閉塞（へいそ

く）性肺疾患）が近年、問題となっている。肺機能が衰え、着替え

など日常的な動作でも息切れし、進行すると寝たきりになる可能性

もある。「息を吸っても息ができず、陸にいながら海で溺れている

ような苦しさ」が特徴だ。厚生労働省によると、ＣＯＰＤによる死

者は年間１万６千人超。喫煙者では６０代でＣＯＰＤと診断され、

入退院を繰り返す人が多いという。

　渡辺代表は「医療機関で禁煙治療ができるようになったが、禁煙

は最終的には本人の意志が大きい。新たな年を迎えた今こそ禁煙を

決意し、実行に移してほしい」と呼び掛けている。（平沢裕子）

◇

病気…治療は保険適用も

　今や喫煙は「病気」とされ、要件を満たせば禁煙治療にも健康保

険が適用される。保険適用されるのは、ニコチン依存症を診断する

テストで、５点以上▽１日の平均喫煙本数×これまでの喫煙年数＝

２００以上▽１カ月以内に禁煙を始めたいと思っている－などの条

件を満たす人。保険適用の場合、１２週間の通院で自己負担は１万

８０００円ほど。医療機関によっては保険が使えないところもあり、

受診前に問い合わせを。

◇

ニコチン依存症の判定テスト

（１）自分が吸うつもりよりも多くたばこを吸ってしまうことがあ

る。

（２）禁煙や本数を減らそうとしたが、できなかったことがある。

（３）禁煙や本数を減らそうとしたとき、たばこが欲しくてたまら

なくなることがあった。

（４）禁煙や本数を減らそうとしたとき、イライラ、憂鬱、頭痛、

眠気、手の震え、食欲増加などの症状があった。

（５）（４）の症状を消すため、たばこを吸い始めた。

（６）重い病気にかかったとき、たばこは良くないと分かっている

のに吸うことがあった。

（７）たばこのため、自分に健康問題が起きていると分かっている

のに吸うことがあった。

（８）たばこのため、自分に精神的問題が起きていると分かってい

ても吸うことがあった。

（９）自分はたばこに依存していると感じることがある。

（１０）たばこが吸えないような仕事やつきあいを避けることが何

度かあった。

（「はい」が１点、「いいえ」が０点）

【写真】タバコ問題情報センターが企画・制作した「禁煙いろはか

るた」。遊びながらたばこの害を学ぶのに最適だ

禁煙:徹底へ、府が条例案　／大阪

http://mainichi.jp/area/osaka/news/20130109ddlk27100381000c.html

　府は８日、公共の場での禁煙を徹底する「受動喫煙防止条例案」

を公表した。来月６日まで、府民からの意見を募集した上で、府議

会に提出する。

　条例案では、学校や病院、官庁の建物内での禁煙を義務化。一方

で飲食店や小売店、学習塾、劇場などは義務化対象から除外して、

「建物内全面禁煙を推進する」との努力目標にとどめた。料亭やバ

ーなどはさらに緩和して「建物内禁煙または分煙の推進」の対象と

された。府は義務を守っていない施設には勧告を行い、命令に従わ

なかった場合は５万円以下の過料を科すことができる。【平野光芳】

勤務時間中に喫煙、教諭ら６人停職処分…大阪市

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130110-OYT1T00278.htm?from=ylist

　大阪市は９日、勤務時間中に喫煙したとして、東住吉区の市立小

学校の男性教諭（２８）ら６人をそれぞれ停職１か月の懲戒処分に

したと発表した。

　発表では、男性教諭は昨年９～１０月に約１０回、授業と授業の

合間の休み時間に空き教室でたばこを吸った。目撃した児童が別の

教諭に報告して発覚。「誰にも見られないと思った」と弁明したと

いう。市教委によると、授業の合間の休み時間は勤務時間にあたる

ため、喫煙を認めていない。

　他の処分者は、特別支援学校の男性教諭（５９）、北区の小学校

の管理作業員（６０）、西成区の小学校事務職員（５８）、住之江

区の中学校事務職員（２６）、市契約管財局の男性技術職員（５１）。

美浜では町議が式典中にたばこ/和歌山

http://www.hidakashimpo.co.jp/news/2013/01/post-4958.html